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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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音声ガイド研修

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通し稽古も終盤戦。
本番前の最終調整に入りました。
例年に増して多難な稽古場ですが
できること、できないこと、もう少し頑張ればできることを自覚し
明確にして、その対策を練っていく作業は
思いのほか残酷な作業のようで
または単にその重要性が分かっていないのか
一部の座員はなかなか動こうとしません。
とはいっても、着実にちかずく初日に向け
やるべきことはしっかりやってゆきたい・・・・!

そういう私の思いは稽古場でいつも上滑りし
みんなの心になかなか届かないもどかしさを感じます。

さてさて、
稽古場にはいろいろなスタッフが来ますが
今回初めて入っているのが、音声ガイドの研修にきている3名。
彼らは、先日の音声ガイドの作成者育成講座に参加してくださった方々です。
講習を受けたからと言って、いきなりできるわけではなく
やはり、何回かは実際の舞台で経験をつむことが大切です。

「みえない」を想像すること
作品の世界を伝えること

このふたつを把握するには
短時間に、舞台の上で起きていることを
明確な言葉に置き換えることが必要です。

正解のない作業なだけに
たくさんの選択肢をもっていることが大事でしょう。
そして、本番までの短い作業時間に
それを録音したり、編集したりと
まあなんともあわただしい・・・!

でもそんな作業に3名の方が挑戦してくださっているのは
本当にうれしいことです。

4月から、障がい者差別解消法が施行され
音声ガイドや手話通訳の出番も増えていくことでしょう。
ニーズにこたえられる人材が必要です。

そして、作業してくれた人に対しきちんと対価を払えるようになる、
ということも、継続した活動には必要になってくると思います。
福祉サービスは、なにかとボランティア精神を要求されがちです。
でも、使った時間、労力に対し払えるようになることは、
責任ある作業とつながっていると思う。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-04-27 01:01

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