かんじゅく座通し稽古をやってみました。
2チームのうち、片方は2時間。
もうかたほうは1時間45分。
一応、目標が1時間45分だったのですが、
後者もモタついた部分があって・・・・ということは?!
テンポよくうまくいけば、1時間40分も夢じゃないんでないの!?
演劇をやっていない方にこの話をすると
「1分、2分、大して変わらないでしょう」とおっしゃるのですが
この1分2分が、かなりの命取り。
長いと感じさせるのは、たとえ芝居の内容が面白くても
最終的に悪い結果を招いてしまうことがあります。
ながくても「あっという間」に感じるのがいいのでしょうが、
現代人は、みなさん忙しいですから1時間30分を超えるものは、
最初から観に行かない、なんていうかたもいて、
短いほどに喜ばれるのが最近の傾向。
ここまで時間に追われるのかと驚くほどです。
開演前に、よく「上演時間は?」と聞かれます。
シニア劇団は、お客様もシニアの方が多くて、
この上演時間によって、トイレに行くかどうかを決めたりしています。
かんじゅく座の場合、なにが困るというと、
この上演時間が安定していないことです。
5分くらいの伸び縮みは想定内。
さらに開演が五分押せば、10分延長になってしまったりするわけです。
なので、
私はいつのころからか上演時間を聞かれると
「目標時間●●分です」と、答えるようになりました。
これで、嘘はないわけです。
もちろん、チラシに上演時間を書くような危ないことはしていませんよ。
・・・とはいっても、
今の状態から1時間40分にもっていきたい!
なんとしても!
一番の対策は、全員がセリフをちゃんと覚えることなのですが
これが一番難儀です。
「カンペつくっていいからね!!」
「ここに貼っていいよ!」
とも言っているのですが
これが高齢者のプライドなのか、恥じらいなのか、
なかなか作ろうとしないわけです。
やっと作ればこんどは「老眼でみえません」
オーマイガッ!
プロンプ、入れたほうがいいのかしら・・・
それがいまの真剣な悩みです。
某老舗劇団では、プロ集団であるにもかかわらず
3人のプロンプがついているといいます。
セリフを忘れるなんて、大したことではないのか・・・?!
たんなるつまらないこだわりは捨ててしまえばいいのか・・・・?!
でもでもでも、シニア劇団は、即座の対応ができないので、
プロンプを入れるとなると、プロンプの練習も必要なんです。
ああ、考えただけで作業量に鳥肌が立ちます。
いやいやいや・・・・、あきらめるな、私。
稽古というのは最後の1週間でミラクルが起きるものなのです。
だから、1時間40分は決してむりではな~~~い!
と、信じて明日からまた頑張るのです。
では最後に、なかなかセリフが入らない、かわいい座員たちをアップップ。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-04-17 13:01
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