小さな市民の大きな力

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[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

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3月9日、福井県高浜原発の運転差し止めが決定しました。

そもそも審査基準って、なんだったのか・・・・
川内原発が再稼働して半年ちかくたちますが、
当初の約束がもろく破られてゆくのをみると、
災害と犠牲に学習できない、金儲け主義の顔が見えます。

原発のことを話し出すと、腹立たしいことばかりですが、

反対運動の成果も、こうして見えてきているのは事実です。

昨年、政府は全国の原発のうち、１０基を再稼働させようと目標を立てていました。
反対している私たちからみると、たとえ１基でも再稼働させたくない気持ちではありますが
１０基という目標にとおく及んでいないことを思えば
これは、市民の反対運動の成果です。
さまざまなデモで、暖簾に腕押しのシュプレヒコールを繰り返しながら、
希望を捨てずに頑張れたのは
ルポライターの鎌田慧さんがくりかえしおっしゃっていた言葉
「私たち一人一人の力は小さくても、無力ではない。
みんなの力を合わせれば、大きな力になる」に、支えられていたからです。

いまも、金曜日の首相官邸前の脱原発デモは続いています。
寒空の下、高齢者だけでなく、若い人、連休には遠方からもかけつけて、
１時間半の抗議行動を繰り返しています。
今度の金曜日は、３月１１日。
私たちが決して忘れてはいけない日です。
首相官邸前のデモも、拡大して行われます。
たとえ、このような直接の行動に行けない人も、４月からの電力自由化で
選択を迫られます。
私たちの小さな力、小さな思い、小さな行動が
しっかりと社会につながっていることを実感させてくれるのは
５年前のあの日の犠牲があったからです。

あきらめずに、しっかりと声をあげてゆきましょう。