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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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「ヤクザと憲法」をみる

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パソコンを買い替えて、今日やっと、まともに作業できるようになりました。
というのも、前のパソコンからどうしても移行できないデータがあって
そのことで右往左往しているうちに、2週間もたってしまったのです。
結局、こんなことしていては、時間がもったいない!と思って
BIGLOBEの出張サービスをよんでしもうた・・・・
餅は餅屋だね。
1時間余りでけりがつきました。
しめて10800円。
高いけど、時間を買ったと思おうぞよ。

さて、夕方、体調不良を押し切って
映画をみにでかけました。
タイトルは「ヤクザと憲法」。
ドキュメンタリー映画です。
東海テレビの制作ですが、地上波と違って
映画として編集しなおしたのでしょうか、
非常に興味深いものでした。

大阪のヤクザの事務所を密着取材のなかで
印象的だったのは、21歳の男性が暴力団に入った理由を語るところや
すでに中堅以上と思われる団員(?)が入団当時を回顧するところでした。
私の先入観では、みな、半ば無理矢理に、
それこそ関わったら逃げ出せないような蟻地獄的な入団かと思いきや
そうではなく、
「ここに救われた」「ここに魅力を感じた」という
自ら、主体的な気持ちで入ったということ。

取材にあたったテレビディレクターも、ヤクザの世界に先入観を持っていたのか
べたな質問を投げかけると
「そりゃ、テレビの見すぎですわ」とかわすところは
笑えました・・・・

ヤクザと言われる人たちを、こうやって綿密に取材したものをみなければ
私も、彼らがいま、保険にも入れなければ、口座も作れない、
子供まで入園を拒否されるという現実に、
なんの不思議も感じなかったかもしれません。
この映画のなかでは、暴力団の顧問弁護士も出てくるのですが
あらためて、憲法が語る国民だれもが持っている「人権」ってなんなんだろう、と
考えるきっかけをもらいました。

私が助成金の申請をしたり
さまざまな書類を提出するときに
「暴力団とは関係ありません」みたいな書類を添付させられることが多くなりました。
なんの疑問もなく、記入していましたが
そこで、人生にストップをかけられてしまう人がいる、わけですね。

そういえば・・・
21歳の時、私は東京に引っ越してきたのですが
それを手伝ってくれたのは、車を持っていた男友達と、その親友でした。
その親友君はいま、某暴力団に入ったそうです。
義理人情にあつい世界に生きる彼らしく
いまだに「あのとき引っ越しを手伝ったなあ・・・」などと話すそうで。
まだ、その借りを返していないワタクシ。どうしましょ。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-01-17 04:04

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