1年以上前から三里塚の野菜を取り寄せるようになりました。
きっかけは正月野菜の通販を勧められたことで
取り寄せてみたら、いつもと全然違う味の煮物ができてびっくりしたのです。
ほんだしなど使わなくても充分に野菜から味が出る、
濃厚な野菜でした。
これ、正真正銘の無農薬だそうで、ここから、
私の野菜お取り寄せ生活が始まりました。
それにしても、どんなところで、どうやって栽培されているのでしょう・・・
気になっていた産地へ、初めて足を運びました。
成田駅から車で10~15分ほどで、その畑に着きました。
周りは・・・
空港の滑走路です。
ものすごい近くを飛行機が飛んでゆくのです。
そう、三里塚と言えばよく耳にする「三里塚闘争」。
そのまっただ中で働いている人が
私の食べている野菜をつくってくれている方、市東さんでした。
轟音の中で、農薬を使わずに、一生懸命雑草をむしっていらっしゃいました。
今年は9月の雨つづき、
そしてあまり寒くならないことが、野菜に影響しているそうで
ラディッシュも、きゅっと丸まらず、少し長め。
ホウレンソウも速く伸びすぎてしまっているそうです。
これは、4段階の時差をつけて植えたホウレンソウ。
あとから植えたものが、追いついてしまっています。
生えているオクラを初めてみました。
収穫時期は過ぎていますが、種を採るために残してあった、数本です。
天に向かって伸びるんだそうです。
お店で見るのと、エライ違いました。
これが、サニーレタス。
レタスは春だと思い込んでいましたが
秋にも採れるんですね。びっくり・・・
こちらがピーマン!
すでに収穫が終わった茎からも、
こうしてニョキニョキ生えてくる・・・と市東さん。
無駄にできないよね・・・
このピーマン、いっぱいいただいてしまいました。
これは、
収穫した薩摩いもを貯蔵する穴です!!
そしてこれは、落花生の山!!
流石、千葉!
これ、最高品種だそうです。
これから乾燥させて、炒るのだそうです。
自然の影響をもろに受けるなかで、
自然と向き合いながら、
自然に流れを任せながら作られた野菜たちをまがめつつ、あっというまの見学2時間半でした。
帰宅後、野菜をひたすら料理して、
夕食の食卓に並べました。
いつもなら、漠然と手を合わせて「いただきます」と言っているのですが
今日はさすがに、すごくはっきりした「感謝」が含まれました。
農業に従事している方の手を見ると
いつも、思います。
「この手が、日本人の食卓を満たしてきたんだな・・・」
日本の農業は、もっと見直されていいのではないでしょうか・・・・
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-11-08 00:12
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