ノーベル賞のニュースとマイナンバーのニュース、
それに続いているシールズをはじめとする運動の動向に
わくわく、いらいら、そわそわしながら
初日を迎えました。
3.11以降、私は自分が演劇を続ける意味を
否応なしに投げかけられ
世の中が確実に動いていく中で
いま、自分がやっていることがどんな意味を持って、
どんな効果があるのか、いや、ないのか、
考えさせられるようになりました。
9.11のときもそうですが、やはりこの4年半は
それを大きく超えるような意識になりました。
そうなると、演出家と意図が合わないことや
制作の向かう方向に賛同できないことが
役者としても演劇人としても、庶民としても、
苦しくなってくるわけですが、
昨日初日を開けてみて、
やはり演劇は最終的にはお客さんが判断するところで
蹴りがつくのだと思いました。
(つまり、創作している人だけが創っているのではない)
今回は38席しかない小さな劇場で
舞台にはたったひとり。
それでも、こんな小さな場所から
どきっとすることが発信できる可能性があるかなと・・・
一人芝居は不安の連続です。
それを支えてくれるのが
開演前に食べる一口のかんぴょう巻きであり、
家人が初日祝いにと買ってくれた、キンツバです。
ほんの一口・・・・の幸せが今日を支える力になるのです。
噛みしめながら、
今日も、ドラマチックな日を過ごした1イギリス女性の人生を
誠実に演じるしかないと思い、
そのうらでもちろん、
私の人生も自民党の意のままに流されるものかと
決意するのです。
芝居の中のセリフで
泣きそうになるセリフがあります。
千秋楽終わったら、そのセリフについて書こうと思います。
では、みなさん、今日もよき1日を。
よき日にしましょう。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-10-07 07:07
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