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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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高齢者グループホーム探訪

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かんじゅく座秋の出張公演先は、ほぼ決定していますが、
朗読チームだけがまだ確定しきっておりませんので、
今日も稽古場の近所の施設などを訪問し、
営業活動です。
今年ダメでも、来年に希望があれば・・・・せっせと種まきです。

稽古場の近所、とは、
つまり四谷3丁目のあたりなのですが
高齢者の施設、グループホームが
いくつかあることが分かりました。
そういう建物は、住宅街のなかや、大道りから路地に入ったところに
忽然と現れます。
近所に、こうやって、高齢者が一緒に住んでいるところがあるって
いったい、何人の人が知っているだろう・・・・

わたし自身も、意外と自分の住まいの周辺を知りません。
日々、開拓しようと、なるべくご近所のお店で買い物したり、
飲食したりしていますが、
商店以外のこと、特に住居関係は
なかなか把握しきれません。
なにかあったときに重要なのは、こういったご近所付き合いなのですが
わたし自身、同じマンションの人でさえ、話したことがない人がいるくらいです。

さて、グループホームに話を戻します。
今日、伺ったところは約20人の方が一緒に住んでいて
夜勤者はたった一人ということでした。
これが、高齢者施設の現実です。
万年人手不足の福祉業界で
これが改善されることは、当分ないでしょう。
もちろん、改善を図ることは大事ですが
年代別の人口割合から考えて、難しいでしょう。

ここで、見直すべきが、やはりご近所付き合いかな・・と思います。
子どもは、親だけじゃない、社会が育てるべきという考えと同様に
高齢者も、実の子供だけではなく、社会が支える。
・・・・そう思う背景には
国に頼っていたら死んでしまう、国に殺される前に私たちの力で何とかしなければ、
という皮肉も込めています。
私たちの生活は、あらゆる制度に左右されていますが
それは、決して自分を守ってくれるものではないのだと
自覚していなければならないと思います。

地道なご近所付き合いに希望を託した30分でした。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-09-29 00:12

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