ちょうど1年前の9月、私が足繁く国会前に足を運び、
時には公安に写真を撮られながら
大きな声で集団的自衛権に反対していたあの時のことです。
そんな行動を続ける私を「危険人物」「ついてゆけない」といって
同じ劇団で活動していたふたりの仲間が離れてゆきました。
いま、あの二人は何を思い、考え、どんな未来を描いているでしょうか。
ここ1週間の国会の内と外の出来事が見せてくれたのは
日本が朽ち果てる瞬間ではなく、
自民党を中心にした特定の腐った政治家の姿と、
目の前のことから目をそらさなかった、勇気ある市民の姿でした。
そして、強く感じたのは
今日、ここから本当に日本人がひとりひとり、考えて行動し
自分たちの未来をつくるために責任をもって行動する
それをしっかりと意識するスタートになるということでした。
デモが日に日に盛り上がりを見せ
「いったことない」という人が興味を示し
どこにいるの?と言われていた若者が中心にいる。
それを、高齢の人たちが支えるように集う姿は
誰にも何も言わせない、圧倒的な強さがありました。
(それに影響されたのか、野党の演説にも、よい変化がありました)
私のブログや、facebookの書き込み
そしていたるところで話す戦争法案への不安とこれからの日本の話に対して
いろいろな方から意見をいただき、ありがたかったです。
中には、揚げ足取り?のようなものもありましたが
無視や、無関心でいられるよりも、
話せることは、実にありがたかったです。
そして、話すうちに、9条がどれだけ尊いものかを確信しました。
はっきりしたんです。
さらに、戦争反対ということ、政治の進もうとする方向に
疑問符を投げかけること、抗うことは
奇異なことでも、危険なことでもなく
私たちが自分の生活に責任を持てば
当然のことなのだと思いました。
高校生の時に英語教師が私に話したことで
ずっと気になっている言葉があります。
「自由というものは、自分できちんと守らないと、すぐに不自由になる」
その意味が、高校生の頃はよくわからなかったのですが
いまはわかります。
今回、いろいろなことを見たり聞いたりして、考えた人、
国会前に足を運んでデモを目撃した人は、
いま、本当に理想的な社会、理想的な生活を
未来に描くことができていると思います。
そこで、動くのは、やはり自分ですよね。
怒りをエネルギーに変換して
勇気をもって、話し合い、行動していきましょう。
そう思うだけで、ご飯まで美味しくなってきますから。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-09-19 12:12
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