全国シニア演劇大会in仙台の、最終打ち合わせは1泊2日で行いました。
いままで、夜行バスのゼロ泊3日往復を繰り返していた私には、
ホテルに泊まれるなんて、ゆめのようですよ、まったく。
しかし、行きはやっぱり、夜行バス。
朝、仙台についたらやることは・・・そう、新聞を買います。
1面やら社説やら、ペラペラめくってみると
東京では、すでに話題にならなくなっているようなことや
忘れかけている大事なことが載っています。
復興とか、原発とか、被災地とか、
とにかくまだまだ終わっていない問題がたくさんあるのです。
地方で起きている事件は、いつも、東京に知らされないまま・・・
その逆もまた、あるでしょう。
午前中ご挨拶がてら、役所によったら、
ギャラリーの写真展が延期になっておりました。
ここを通った後、偶然にも市長と対面!!
いままで、なんどか、ご挨拶に行きたい旨を伝えていたのですが
ずっと、かなっていませんでした。
ところが、ふらりと、目の前をあらわれたではありませんか!
「市長さん!」
思わず呼び止め、ご挨拶ができましたが、
市長はお忙しいのでしょう、シニア演劇大会を知っているのか知らないのか
ただただ笑顔で去ってゆきました。
さて、やさしい高橋さまの送迎で、10-BOX到着。
東北ラジオでばっちり宣伝させていただきました。
ナマのインタビューがおわったあとで、
パーソナリティの六花亭さんと、お話しているうちに
仮設住宅の現状の話になりました。
大半が引っ越して、いま、遺された人たちの胸の中には
新たな悲しみがひろがっている・・・・
せっかくできたコミュニティも仮設の統合で引き離されて
孤独に陥る人が多いと言います。
六花亭さんがなさっているような落語だと
集会室に集まってくれたりするものの
やはり、お家にひとり、くらしている高齢者には働きかけずらい、云々。
仙台大会をやろうと思ったのは、
やはり被災地の現状が気になったからでした。
しかし、最初の計画は失敗して、いまは、
特に復興とか被災地という言葉を出さずに
元気な仙台を見てもらおうという方向に進んでいます。
でも、やはり仙台に来たからには、参加劇団の人たちに、
その土地をゆっくり味わう時間を作ってもらって
思い出と同時に、考える時間も持てればなと思うのです。
さて、あと1週間で本番です。
もうひと踏ん張りじゃ!!おーっ!
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-05-29 02:02
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)