バリアフリーサービスには、どうしたって人出が必要・・
でも、頼めないことがたくさんある・・・・
というわけで、今奮闘しているのは音声ソフト。
録音した副音声から雑音をとりのぞき、
少しでも聞きやすくするという作業です。
こんなの、音響さんに頼めればチョチョイノチョイ、だと思うのですが
残念ながら、初日直前のこの土壇場で、頼むわけにもいきません。
専用ソフトを購入するところから始めて、
自力で取り組むこととなりました。
思えば15年前に初めてパソコンで映画編集したときのこと。
あのときは、勇気を振り絞って19万のパソコンを買うところから始めて
「コンセントを入れる」ところから、スタートしました。
あの作業で30分の作品が完成するまでに費やした時間、なんと、半年以上。
いやぁ~~~~、かかりましたねえ。
当時はまだ、4畳半に住んでいまして
デスクトップのパソコンは、ブラウン管の、めっちゃでかいモニターでした。
ちゃぶ台の上には、それだけ。
お茶碗を床に置いて、ご飯を食べながら作業していたのが懐かしいです。
あれを経て、その後、作った2本の映画は完全にプロまかせだったので
学習した技術など、再度つかえたためしがないのですが
「自分でできた」という達成感と、苦手意識払拭が
大きな成果でした。
今回、久々に新たなソフトを買ったのは
音声ガイドをつくるにあたって、もう「手作り感」は邪魔になったから。
世の中のすべてのクオリティが上がってしまって
素人でも難なくできる世の中・・・
これくらいのことを人に頼むようではやっていけない、という認識からですが
正直、時間が限られているので、焦ります。
でも、制限時間があるからこそ、集中して取り組めると
前向きに、前向きに。
そうそう、6月の仙台大会では、
磁気ループを使えることになりました。
補聴器を使っている方々に、少しでも快適に
お芝居を楽しんでいただけるようにということで、検討しました。
幸い、劇場に設備は整っているのですが、
劇場の人も使ったことがない・・・・という状態でした。
いくら技術が整っていても、使いこなせないというのはもったいない。
劇場スタッフの方にも、いろいろと
対応しなければんらないことが増えているんですね。
今回ソフトを買いに行ったときに
お店の人に相談し明日が、
素人向けでもクオリティは高い。
(さらにプロ向けになると、とんでもなくいろいろな機能がついているのです)
不安いっぱいな私に、
「当然」という顔で「大丈夫です」といわれると、
これはもうやるしかないな、という気持ちにさせられます。
今日はひたすら、パソコンの前で奮闘します。
がんばれ、あたし。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-03-15 08:08
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