人質になった後藤さん殺害の報道をうけ、
今日は一日中、そのことばかりが頭からはなれなかった。
原因となった大きなきっかけはわかっている。
でも、それだけなのか?
私たち一人一人は、本当に何もできなかったのか、
心が落ち着かない。
朝のニュースで、ずっとそのニュースをやっているのに、
次の瞬間にはもう能天気な芸能ニュースや、地方のお祭りの話題、
その速さについてゆけない。
暴走する安倍政権に、集団的自衛権に、タイミングの悪すぎる中東外交に、
ストップをかけられなかったこと、
国民の無関心と現実逃避が、このような結果を生み出した。
そしてさらに、都合の悪いことは考えたくないという性格のせいか、
その最悪の結果からも、逃げようとする。
伊丹万作のエッセイに、あの戦争の責任は
国民一人一人にあった、と読んだ。
「誰一人、とめようとしなかったじゃないか」と。
反省が下手な日本人。
だからまた悲劇が起きる。
これ以上、無駄な死を受け入れないために
ちゃんと、一人一人が立ちどまって、考えるとき。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-02-03 01:01
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