今年のかんじゅく座の公演以降、
題材にさせていただいたメトロコマースの労働組合の裁判闘争を見守っています。
「裁判って、なんでこんなに・・・」
と、驚くことばかりですが、とくに、進みのノロいことには
いま、アテレコでやっているアメリカの裁判ドラマと比較するせいもあって
イライラジリジリさせられます。
(アメリカの裁判は、弁護士が案件もらって2時間後に開廷したりします)
当事者の方たちは、それでも、爆発することなく
コツコツと、戦っていらっしゃるのですから
頭が下がります。
さて・・・
この写真、丸ノ内線新宿駅のホームに売店があったところです。
な~~~んと、スイーツのお店に、かわっている!
新宿で、これですから、まあ本当にへっているんですね、売店は。
大きな理由は、新聞雑誌の売れ行き不振だというのですが、
スイーツは、ガンガン売れているのですね。
そういえば、同じ新宿駅内で、別の場所でも
ふしぎな名前のスイーツが行列のお客さんを見せびらかしていました。
人間、食に対する欲は限りないですが、
知識、情報に対する欲も、限りなくあるべきです。
新聞雑誌の売れ行き不振は、もちろんインターネットへの流れがあるからですが
それでも、自分に直接関係ないことを知ろうとする人は少ないでしょう。
新聞雑誌にあった、大衆に共通する話題が
実はネットの情報には欠けているとおもいます。
今日、ニュースで世論調査の結果を流していました。
衆議院議員選挙に、「関心を持っている」と、「やや持っている」合わせて半数を割っていました。
関心ある人にとって、重点は「経済」「景気」だそうで、
原発問題、憲法解釈の問題、特定秘密保護法の問題などは
すっかり地味な話題になってしまっています。
あんなに騒いだのに、信じられませんが、これが、いまの日本です。
忘れるのがはやい、はやすぎる。
メトロコマースの売店で働くUさんが言っていました。
こんなに裁判が長く引き伸ばされて
そのうち、支援者も飽きてしまうのでは、忘れられてしまうのでは・・・
そして、そういう状況に追い込むのが、敵の狙いなのでは・・・とも。
何年もかかる裁判。
それを戦い続けるのは、並大抵のエネルギーではもちません。
それでも、戦い続ける人がいます。
まさに、人生をかけた戦いです。
大切なことを忘れ去らないように、
忙しさに流されないように、ずっと、見守りたいです。
そして、売店の女性たちが笑顔を勝ち取るのを見届けたいです。
12月4日は東京地裁へ!
(11時から。傍聴希望者はお早目に!)
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-12-01 23:11
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