「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

「Ｗｅ」８・９月号読んで！！

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私の連載記事じゃありません。
今日ぜひお勧めしたいのは、
映画監督坂上香さんのロングインタビューです。
彼女が撮った「トークバック」をまだ見てもいないくせに
インタビューだけで感動してしまっているのは妙なのですが・・・

記事のタイトルは「人生は必ずやりなおせる！」
アメリカの女性受刑者たちが演劇を通して再生してゆく
その過程を根気よく記録した映像について、
その撮影秘話を語っている。

演劇を自分と向き合う作業に利用しているところは、
たくさんあるだろう。
学校演劇もそのひとつ。
演劇教育はいろいろなところで見直されているし、
少年院などでも、取り入れているところがあるそうだ。
でも、結局、演者から演劇のエッセンスを引き出す前に
指導者、教師、教官という立場の人間が
お膳立てして作ってしまうことが多い。

ひとりひとりの心の奥の引き出しから
過去を引っ張り出し、それと向き合う作業は半端なく時間がかかり、
心身ともにエネルギーを使う作業だと思う。
でも、自分と向き合うほかに、再生の道がないことはわかっている。
これから、直面しなければならない演劇のテーマに、
どうやって向き合わなければならないか、
その覚悟のようなものを教えてくれたインタビューだった。

私たちは、つらいことを封印しようとするけれど
向き合うこと以外に乗り越える方法があるのだろうか。
私自身のちっぽけな人生でさえ、それを感じる。
映画「トークバック」は東京での劇場公開が終わってしまって、
観るには少し時間がかかりそうだけど、この「Ｗｅ」のインタビューだけでも
はやく、いろいろな方に読んでほしい。

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Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ｜2014-08-07 00:12