今朝の国営放送のニュースで、
昨日、新宿南口で男性が焼身自殺を図ったことが報道された。
さきほど、知人からのメールで、それが、
集団的自衛権に反対する抗議の焼身自殺だったと知りました。
http://www.japantrends.com/man-self-immolates-in-shinjuku-in-protest-at-collective-self-defense-law-burn-torch-suicide-shinzo-abe-government/
この男性の自殺の理由を、言うと言わないとでは、
このニュースの意味はまったく変わってしまいます。
テレビニュースでは、まったく、理由を言わなかった。
これが、毎朝多くの人がみている国営放送の仕業です。
テレビを見ない人が増え、新聞をよまない人が増え
(駅売店の新聞売り上げは減る一方・・・閉店が相次ぐ最大の理由です。)
私の周りには
「集団的自衛権は、むつかしすぎてわからない。」という人が沢山います。
情報が溢れすぎたことで、国民はどんどん情報に疎くなってゆく怖さを痛感しています。
ニュースはネットで・・・・という人のほとんどが
自分に都合の良いニュースしか見ていないのが現実です。
先日、リタイアした某新聞社の記者さんと飲んだ席で
ずばり、きいてしまいました。
「なぜ、真実を報道できないのか!」
ということです。
その大きな理由の一つが「言霊信仰」でした。
悪いニュースは言ったらその通りになってしまう。
だから、慎重になる・・・・
拉致問題は「全員生きて帰す」なんて、書いてしまうのです。
「それは無理」という記事はないわけです。
どっかで、聞いたことがありませんか?
戦前戦中の新聞と同じような状態なのです。
私が高校生の時に、校長が、信じることの大切さを話しました。
「朝起きたら新聞を読む、ニュースを見る。
そこにあることをしんじますよね?私たちの生活は信じることで成り立っているのだ」と。
しかし、信じていたら、いつのまにか弱者は葬られ、憲法はうやむやにされ、
あっというまに、戦争に突入!
これが今の日本です。
自殺した男性のニュース、その理由にはっとする人が増えてほしい。
自殺はよくない。でも、それくらいのところまで、もう日本は来ているのですから。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-06-30 12:12
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