仙台にて、第3回全国シニア演劇大会in仙台の
座長会議を開きました。
なんと、8劇団の方々が参加してくださって
充実した一日となりました。
劇場見学と会議、
そして決めなければならないことがいろいろ・・・・
午前中は、地元のシニア劇団「まんざら」のみなさんと座談会。
彼らの協力があってこそ、全国大会が成り立つといっても過言ではないのです。
スローガンや、どのような形で東北の復興にかかわるか、
など、一緒に考えました。
スローガンは座長さんのだした
「劇杜仙台にシニアの力を!」に、決定。
みなさんの意見は本当に貴重です。
市役所訪問を挟んで、14時半に、
全国のシニア劇団の座長さんたちが集まりましたぁ!!
まずは、日立システムズホール(青年文化センター)の視察です。
広い舞台と、500人以上を収容する客席。
ここを、満席にできるのか、声は届くの?
・・・などと不安に駆られながらも、
わきあいあい、しゃべりながら見学しました。
15時半から座長会議、第1部!
スローガンや開催期日について、皆さんに了解を得ました。
夕方、もうひとつ、劇場を見学した後で、
17時半ごろから座長会議第2部!
ここでは、2時間以上、劇場を決めることに費やしました。
いやぁ~~~、ほんとうに、みなさん、いろいろな思いを語ってくださって
ありがたかったです。
でも、どっちかに今日中に決めなくちゃならない!
最後の最後まで、みんなが迷っていたと思います。
それは、お金の問題と同時に、
昨年の南アルプス大会の苦い思い出があるからです。
ガラガラの客席で、全国の劇団に芝居をさせてしまいました。
役所が買い取った大量のチケットは
ほとんど、役所に置きっぱなしでした。
あのとき、事後会議で市長が私に言った、
「やれるものならやってみろ、地方なんか、どこもこんなもんだ。
次はお手並み拝見だな。」という言葉が脳裏をよぎりました。
私は、この500人以上のキャパをどこまで埋められるのか
それとも、あの悪夢を繰り返さないために、
お金を払って、もっと小さな劇場を借りて
無難にやるのがいいのか・・・・・!?
2時間以上話し合ってタイムアウト、
多数決を取りました。
なんと!!!!!
満場一致で日立システムズホール(青年文化センター)に決定したのです!!!!!
私も、手を挙げていました。
あれだけ考え、なんども考えが行ったり来たりし
それでも、満場一致に決着がついた瞬間は、衝撃的でした。
みんなが求めたのは「夢」だったと思います。
「あの、大舞台に立とう!」
「たくさんのお客さんに観てほしい!」
「せっかくの公演、こじんまりやりたくない!」
それは、演劇を本業とする私がついついあきらめがちな
「無鉄砲な夢」。
でも、いままでやったことのない対策を私がしゃべった時
それの効果を、みなさんが信じてくださったことも
動力になったと思います。
決着がついた後の、ほっとした表情。
右から島根の石見国くにびき18座の山本さん、金田さん、
左が高槻シニア劇団(アトリエ劇研)の梶川さん。
集合写真を撮る時間がなかったので、
呑み場に移動する電車内で、急いでとりました。
みんな、ほっとした表情をしているでしょ?
いま、座長会議を振り返って思うことは
たとえ、どんな結果になろうとも、
話し合いの時間を持ったことが、なによりの収穫だったということです。
だれも、100%同じ考えの人はいません。
それでも、正直に思うところを話し合う。
否定されること、異なることを怖がらない、
そこは、さすが、演劇人です。
私は6月に、劇作家協会の大会(?)で、
シニア演劇についてのシンポジウムに、参加する事になっているのですが
その場で、ぜひ、この座長会議のことを話したいと思っています。
まんざらの沼田さんの同級生のお店で
美味しいお料理をいただきました。
お酒も入ったうえ、各地に住むみなさんと
原発や政治や戦争の話までがっつりやって、
笑顔で締めくくりです。
みなさん、おつかれさまでしたっ!
頑張ろう!
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-02-26 21:09
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