海千山千の稽古も、そろそろ通しになろうとしています。
ここ数日、ゲスト出演の方が3名来てくださいました。
みなさん、子持ちになっていたり、主婦になっていたりで
大忙しのみなさん、夜、家を抜け出てくるのは至難の業なのかもしれませんが
貴重な時間を割いてくださり、ありがたい限りです。
日替わり出演の皆さんには、「律子」という同一の役を演じていただいているのですが、
8人8様、様々な律子が見られそうで面白いです。
私だって、8人に一つの役を演じていただくというのは
初めてのことなのですが
こうやって、連日違う律子をみていると、
私に求められれていることはただひたすら、役者を信用することだなと、感じます。
これが、一番大切で、しかし、たまに難しいこともあります。
「信用する」というのは、どういうことでしょう。
今も忘れないのが、中学生の時のこと・・・・
学校の校長(シスター)が、朝礼で、全校生徒に向かって
「信じる」ことの大切さを話しました。
「私たちの生活は信じることで成り立っている。
朝おきて、まず朝刊を読む、そうしたら、そこに書かれていることを信じるでしょう。」
とおっしゃいました。
ずいぶん時代は変わりましたね。
新聞を信じるな、テレビを信じるな、
そういうことをいえる時代になってしまいましたね。
それでも、
それでもやはり、「信じる」ことをやめたくないと思うのです。
久しぶりに再会する役者さんたちは、いろいろな意味で変化しているものです。
そこに、ふと、期待外れの物を感じてしまったとします。
でも、たぶんそれは、私が間違っているのだなと思うのです。
私はその方の「今」を、その方の過去もひっくるめて
受け入れることを求められているんだろうなと思います。
「信じる」というのは、その方を人として好きになる、ということ、
時間を共有できることを楽しめるということなんだと思います。
少なくとも演劇の現場では・・・・
~本日のありがとう~
ぬくぬく暖かいフリースの上着、お借りしました。
きもちよい・・・・」
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2013-10-27 01:01
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