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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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縄文杉まで・・・

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4日間の休暇をいただき、念願の屋久島へ・・・。
2回にわたってレポートをお届けいたします。

屋久島は、ひと月に、35日雨が降る
・・・というのは、映画「浮雲」のセリフですが、
まさに、雨、水、雪、光の3日半。
しかし、山を越えると晴れている。
もう、一つの島に、日本中の天気と気温が
集まっているという感じです。

4時起き。5時出発で、荒川登山口へ。
オフシーズンの旅なので、とても寂しい山道です。
真っ暗の中、トロッコの線路を歩きだしました。
この線路は、昔、林業が盛んだったときに作られたもの。
かつて、バッサバッサとスギを伐採し、
生活の糧にしていた時代がありました。

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その頃は村ができていて、小学校もあったそうです。
これが、小学校の跡地。
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サイパンで、日本人の生活の後を見たときのように
歴史がよみがえってきます。
そのうち、自然保護が訴えられるようになり、
林業は終わります。
閉山は、昭和45年、8月。
当時、ここで生活する人たちにとっては、
人生を変える大きな衝撃だったことでしょう。
このあたりも防空壕がのこっていました。
え?屋久島で空襲・・・?という感じですよね。
本州に爆弾を落としたあと、沖縄に戻るときに、
残った爆弾を残していったのだそうです。

いまや、観光客向けに、方向つけられ、
自然を破壊しないようにとの配慮から、歩くところがしっかりと決められた山道。
途中には、すっかり人間に慣れた鹿がいます。
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しっかりカメラ目線。

そして
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これが、かの有名なウィルソン株です。
調査に入ったウィルソンさんが、ここで雨宿りをしたのだそうです。
私の後ろにあるのが切り株です。

切り株の中に入って空を見上げると
空がこんな形に見えます。

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ずんずん歩きますと、気温はさがり、昨日の雪が残っているぅ!
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と、おもったら、降ってきました。
雪だ!

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さて・・・山を登ること6時間・・・・
ようやくたどり着きました。
これが・・・
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縄文杉・・・・!
大きすぎて全体がカメラに収まらない。
根を傷つけないように、近くによって、触ることはできません。
見る場所が決められているのです。
それでも、対峙すると「はぁ・・・」何も言えない。

ちょうど、環境庁の人たちが調査と、折れそうな枝の対策会議のために来ていました。
雪の中で会議をしていました。

それにしても、木の肌は、なんといえばいいのでしょう。
離れたところから見ても
ずしっと。。。。。
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なにか、しゃべりたそうなのです。

続く・・・・

~本日のありがとう~
山も雪も、雨も、木も、風も、
全部が融合した世界を見ることができました。
なんでしょうね・・・・・、これは。
しゃべらずに黙々と歩きました。

Trackback(0) Comments(5) by 鯨エマ|2012-12-16 12:12

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