「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

いまさらですが、「エデンの東」

恥ずかしながら、この年になって初めて「エデンの東」をみました。
高校生くらいの時にいちどビデオを借りてみたことがあるのだが、
途中で寝てしまって、まったく記憶にないのです。
こんどこそは、名作をしっかり見なければ～～！というわけで、
みらい館の上映会へ。

まわりは高齢者ばかり。
きっと、懐かしいという気持ちで観にいらっしゃっているのでしょうねぇ・・・

エデンの東、イコール、ジェームス・ディーン、みたいな感じですが、
私が一番印象に残ったのは、彼ではなく、
（私にはどこがカッコイイのか、ちぃともわかりません）
戦争に向かって、国民が盛り上がっていくところ。
日本の戦前、戦中も、きっとああいう感じだったのでしょう。

そういえば・・・・
今年はオリンピックのせいでしょうか
この時期になっても、戦争ネタの番組が少ないです。
きっと、明日くらいから１５日まで、いっきにやるのでしょう。
そして、終戦の日が終わると、またパタッとやらなくなる・・・
毎年のことながら、どこの局もそろって同じ状態なんですね。

わき道にそれました。

それから、
聖書の朗読を強要したお父さんですが、
あれほど敬虔な信者でも、「ゆるす」ということは
難しいのですね。
キリスト教では、つねに、
罪は許される、いつでもやり直せる、
（だから死刑はダメなのです）
過去にとらわれてはいけない、という路線のような気がするのですが、
口で言うほど簡単にはいかず・・・
そういう、お父さんの苛立ち、あれはたぶん、
自分に対する苛立ちなのでしょう。

で、もうひとつ。
半身不随になったお父さんが、ラストシーンで、ベッドに横たわったまま
看護婦の悪口を言う。
あれは、いいですね。
あの悪口は笑えました。
そして、ほっとしました。

お盆は映画三昧・・・・と生きたいところですが、
家にたまった仕事と、先月ずっと休んでいた介助の仕事の穴埋めで
けっこうハードになりそうです。
とりあえず、１本みれてよかった。

みなさんは、どんな夏休みですか？

～本日のありがとう～
Ｙさま、みんなにパンの差し入れをありがとうございました。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ｜2012-08-12 23:11