5月。
五月病とか、鬱の季節。
12月についで、自殺が多いといわれる季節です。
心の底に、こんこんと流れる、闇のようなものを
振り払いたいのに、その気力さえない・・・・
といった気持ち、
経験のある人にしかわからないでしょう。
私もギリギリのボーダーラインを、
ずいぶん歩いてきたような気がするけれど
いつの間にか、それが気にならなくなっていました。
試しに、昨日、
「ウツ度チェック」なるものをやってみたら、
な~~~んと、危険度5%でした。
なぬ?!
そんなはずはない!
私はもっと悩んで悶えているのに!!!
もちろん、悩みの量と、鬱は比例しないことはわかっているのですが
この結果はちょいと解せないわっ!
・・・・などというのも、本当に鬱でこまっいる方には大変不謹慎だと思うので
まじめに考察します。
数年前の話・・・
一緒に仕事をしたKさんと、
だんだんとプライベートな話までするようになりました。
打ち合わせの流れで食事をしたりすると、
どうしても、私生活の悩みなど、そういう話になりますね。
そしたら、Kさんが
「はぁ・・・・・・」と、びっくりしているのです。
「よくそんないろんなことを抱え込んで、病気にならないわね。」と。
私「もう病気になって寝込みたいですよ、いっそのこと。」
そう、倒れて寝込めればいいのですが、
なんだか必要以上に頑丈なので
休むに休めない・・・・そんな生活。
「倒れたい」が口癖でした。
そうしたらKさんが、
「動いてるからだね。大丈夫なんだ。」
というのです。
なるほど、仕事もプライベートも、難問山積みだったあとのきも、
目の前には、こなさなければならないことがあった。
稽古場の予約をしなければならず、
台本を書かなければならず、
劇場の下見に行かなければならず、
セリフを覚えなければならず、
その合間に病院にお見舞いに行き、
だけど生きるためにお金を稼がねばならず、
稽古場に行けば高齢者が40人近く待っている・・・・なんていう状態で
鬱になる暇がなかったのか・・・
Kさんいわく、
実際に体を動かしていることが、精神的な病の予防になるようです。
つまり・・・!
そう!
チャリです!
貧乏なので、どこに行くにもチャリンコですね。
四谷、池袋、渋谷、吉祥寺・・・と、せっせと漕いでいるうちに
体の中の、何かが分泌されて、
つまり「悪い気が代謝されて、外に出てるんじゃないの?」
というのです。
なるほど。
みなさん、やはり自転車に乗りましょう。
ギアなし、ママチャリで充分です。
乗れない方は、なるべく歩きましょう。
そして、道端で転んでいる人がいたら、
チャリをおりて、ちょっと声をかけます。
そうすると、
ああ、自分もいてよかったんだわ~~なんて、思えます。
おまわりさんには、呼び止められないように、
こちらから声をかけます。「おつかれさまです」
そうすると、防犯登録のチェックをされません。
さあ、5月。
いい陽気です。
家で錆びついているチャリを引っ張り出して、こいでみましょう。
いろいろ回転してくるかも・・・よ。
~本日のありがとう~
写真は、今日も元気な鯉のぼり。
今年も元気をありがとう。
Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2012-05-02 10:10
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