「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

ポスターはどこに？

ずっと、何になるのか、どうなってゆくのか、
わからないまま、まるで立ち往生のように見えたコマ劇場、
ついに、改装工事に入ったらしい。
次なる建物は、シネコンだそうだ。

すでに新宿には、ピカデリーとバルト９がある。

私は平日の昼間に行くからだろうか
それほど混んでいない、というか、ガラガラ。
それでもまだ作るというのだから、
土日は満席になっているのだろうか。
映画人口の多さには、演劇人としては溜息がでる。

芝居「ねこら！！」の執筆中は、随分新宿をあるいた。
歌舞伎町のど真ん中に坐ってみたりした。
昼のそれは、夜と全然違うのだが
とにかく汚い。
この印象は、私がはじめて東京に住み始めたときと大差ない。
その、汚い地面に寝転がる老人、
たむろする若者、胡坐をかいてパンツ丸出しの女子高生、
みな、どこにいくでもない。
ただ、そこにいるだけの人たちに見える。

変わった部分は、華やかさがなくなったこと
そして危なさもなくなったこと。
客引きのお兄ちゃんが昼夜関係なく動き回っていたのは
一体どこへ行ったのだろう。
そして、コマ劇がなくなったのも、大きな花が消えたような
そんな印象だ。

映画館ができれば、また華やかになるのかなと思うが
私は面白くなくなる気がする。
どこもかしこも、同じ雰囲気の建物がつらなる。
街の雰囲気はおなじになってゆく。
街のカラーは、そこに住む人ではなく、
会社が決めてゆくんだなあ・・・。
もちろん会社に人はいるんだけど、
このところ、「社できめられておりますので。」という
相手の返答に疲れたわ・・・

さて、全国シニア演劇大会2011のポスター、
座員に協力してもらいながら、いろいろな所に貼っているのだが
都の後援をもらったにもかかわらず、
公民館などは、なかなかはらせてもらえないのが現状。
豊島区は、さんざん電話でいいあらそった結果
別の職員に各公民館への依頼状をだしてもらったが、
都では、その依頼状もこばまれてしまった。
何のための後援名義なんだか、わからないといったら、
「もう関係ありません」というのだから、
腰が砕ける。

そこで！！！

これだけ市場を賑わわせる映画は、どこにポスターを貼っているのか
注意してみてみました～～～！
ら！
ポスターは、紙ではなく、壁の中や
電光掲示板に、現れては消える、電子ポスターがほとんど。
かないませんわ。

地方からは今日も、ポスターを送ってほしいという声がとどく。
わが家にねそべる、この大きな紙を
一枚一枚クルクル巻きにして発送する。
日本中に貼らせていただけるとは、なんとありがたいことか！
感謝の気持ちを忘れずに、
あの都の職員との電話は、早く忘れてしまいたい。

～本日のありがとう～
豊島区内をはじめ、ポスター貼りにご尽力ありがとうございます。
私は今日いってきますよ！！

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ｜2011-07-12 15:03