近所付き合いゼロ生活も、すでに17年。
はじめは違和感があったが、まあ、こんなもんだろうと、
いまでは、すっかり慣れてしまった。
子供のころは、小さな山の上に住んでいて、
商店が並ぶ地域までは、あるいて20分近くあったので
「お醤油が、ない!」となれば
隣の家に借りに行くし、
回覧板もよく廻ってきた。
雪かきは協力して、
かぎっ子の私が鍵をわすれれば、
隣の家でおやつを食べながら親の帰りを待っていた。
もちろん子供同士、近所の空き地で遊んでいた。
東京はすぐ近くにコンビニがあるし、
回覧板なんて、アパートの1室1室まわしていたら、1年かかるだろうし
子供もいない生活では、
ご近所と、接点のもちようがない、
というのが実生活。
しかし、いまだ、アンテナをつける位置に
四苦八苦しているワタクシ・・・・
親しい知人もなかなか時間が作れないといい、
幼馴染も体調が悪いらしく
Yも、稽古で忙しく、
近所にいた友人も引っ越してしまったので
助けを求められる人がいない有様。
そこで、お隣の人に頼んでみよう!
と、勇気を出してベルをおしてみた。
が、いない。
反対の隣もいない。
その次の日もいなかった。
夜は私が出かけているし・・・・
う~~~ん。
しかし、4年近くすんでいて、
このアパートの半分以上の人に会ったことがないというのも
おそろしく、奇妙な話だわ。
いるらしい、いるかんじ、ということはわかるのだが・・・。
引越しだって、誰も挨拶に来ない。
私は引っ越してきたときに
蕎麦をもって、左右の部屋を訪ねたのだが
なんど読んでもいらっしゃらず、仕方がないから
手紙を添えてポストに突っ込んでおいた。
そうしたら、
あきらかに、窓からは灯りがみえて、人はいるのに、
蕎麦はポストから半分でたまま1週間。
しかたがないから、またポストから引っこ抜いてきたっけ。
それから、こんなことも。
私の部屋は3階なのだが、
真下の1階には、小さい庭のスペースがある。
あるひ、何気なく下をのぞいたら
なーんと、部屋が増築されていた。
木材と、トタンと、ビニールシートで作られているのだ。
ここ、賃貸なのに・・・・!
そして、さっき、呼び鈴をおして、留守だった家から、
人が外出する音が聞こえる・・・・え。
東京は不思議な所、
平成は不思議な時代、
アパートはミステリアスなウサギ小屋・・・
そして、ウサギは見えない。
さて、アンテナ、どうしよう。
~本日のありがとう~
仕事のおわりに、
さっと、コーヒーをすすめてくださったHさん。
ありがとうございました。
Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2010-09-18 14:02
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