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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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80歳のメッセージ

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セトモノの里、瀬戸で、「つぶより花舞台」の上映会。
今回は講演会も付けていただいた。
私のミスで勃発したハプニングにも対応してくださり、
スタッフの方には頭が上がらない・・・・。

ミスを棚にあげて正直に言うと、
今日はなんだかスコーンと力がぬけて、
たのしく喋りまくり
あっという間に1時間が過ぎてしまった。

今日の主催はNPO法人瀬戸地域福祉を考える会「まごころ」さん。
その20周年記念イベントだった。
朝早くから、スタッフの方、会員の方が
準備に携わってくださったそうで、
壁のレイアウト、張り紙、そして一番すごいのが、
食卓に敷いてあるランチョンマットから、箸袋、楊枝いれまで、
すべて手作りという、まさに、まごころこもった会なのだ。

その会場においてあった、冊子を手に取り、
おもわず、「1部ください」といって
いただいて帰ってきたものがある。
それが「80歳のメッセージ」。
この地域で生活する、80歳以上の方々にインタビューしたもので、
若い人へ、子供たちへ、伝えてゆきたいことを
まっすぐに表現した、手作り感たっぷりの冊子である。
1ページ開き、目頭が熱くなった。
2ぺージひらき、またジンとくる。

ひとり1ページしかないのに
その人の人生が、凝縮されている。
戦争を乗り越えて、激動の昭和を生きて、
よくわからない平成を見守る姿がそこにある。
いちばん、大変だったであろう世代なのに
「今が一番幸せ」と言う方が
なんと、多いことか。
私も、37年の人生を振り返れば
今が一番いいと思うが、それでも、
幼い頃の辛かったことなどが、ふと心によみがえり
恨みがましい気持ちになったりする。
早く払拭してしまいたいのだが
まだまだ心が小さいのだ。

大先輩たちから若者へのメッセージへは、
「辛抱、我慢、一生懸命に、」という文字が目立つ。
どこか、ストイックで、現代の「ゆとり」「いやし」からは
かけはなれた言葉だが、
そんな言葉に、私は涙が抑えられなかった。

人生の大先輩を前にしゃべるのは
ほんとうに恥ずかしいのだが
笑っていただければそれでいい。
逆に、私のほうが、いろいろ教わっている。
つらいときには、この「80歳のメッセージ」をひらこう。

~本日のありがとう~
主宰の大秋さま、そして今日の司会の高橋様が
上映会のあとで、私とお茶の時間を設けてくださった。
こうやってイベントのときに、じっくり話す機会というのが
じつは、なかなかないものだ。
今日は、短いが、感謝で一杯の瀬戸滞在だった。
ありがとうございました。
そして、集まってくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
これからも、どうぞ、健やかな日々を!!!

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-09-13 23:11

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