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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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なんども、なんどでも

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かんじゅく座の水曜クラスが新しく入ってくださった方のために
新人歓迎会を開くというので、誘ってくださった。
なかなか普段みなさんとゆっくり話をする時間がないのだが
食事も終わる頃、
いろいろな質問や提案が飛んできた。
それは、普段の稽古に対する思い、疑問、
今後の細かい予定やら、方向性やら、
「こんな稽古をやってほしい」という希望だったりとか、
ほんとに、びっくりする質問もあったが
わたしが劇団に入って1年目、、
もしくは、高校演劇をやっていた頃を思い出させるような
新鮮な時間だった。

なるほど・・・・。
私たち3人の演劇人がいま、
かんじゅく座の稽古で座員のみんなに伝えようとしていることが
伝わっていないのだな、とか、
説明したつもりだったけど、よくわかっていなかったんだなとか、
こんなに大きな希望とやる気があったんだなとか、
いろいろわかる。

これについて、講師陣にほうこくをすると、
みんなの希望をもっと聞き入れた稽古をしようか、
という声も上がったのだが
結局われわれがよいと思っていることを
曲げなくてもいいという方向で
いったん話はまとまった。
われわれも、演劇初めて20年足らずの
まだまだ未熟な分際ではあるが
売れ線にのらず、(のれず、)
それでも、地道に演劇の魅力を信じて続け
いま感じていることを、
きちんと伝えてゆこうということだ。

固定概念をすて、
わかったつもりでいた「自分」とむきあい、
あたらしい出会いとなった他人とむきあい、
道の世界の役とむきあう、
それを毎回、新鮮に、
ゼロから立ち上げるつもりで取り組むこと、
できてもできなくても、そんなことはどうでもよくて
かたまらず、変化を恐れず、世界を広げてゆく勇気を持つ。

・・・なんていうと、まるで、自啓セミナーだが。

なんども説明したつもりのことでも
またすぐに忘れてしまうとわかっていても、
なんどでも説明してゆこうと
あらためて思った。
そして、私も、
高齢者の一言に、むかつくことがあろうとも、
「高齢者」という固定概念をすてて
1人間として付き合ってゆかなきゃならん、と。

しかし、すべては会話からはじまる。
対話が一番です。
貴重な1時間半だった。
感謝。

~本日のありがとう~
下高井戸シネマのスタッフさん、
すぐにおきチラシをさせてくれました。
ありがとうございました。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-07-29 09:09

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