たまに、お祝いや楽屋見舞い、そのほか、諸々の理由で
虎やの羊羹を頂くことがある。
先日は、親戚が大学に入学するというので、
そのお祝いを贈ったら、おかえしに、虎やを頂いた。
高価なんだろうなあ、と思ったので、
私が家でいただくのは勿体無い気がして
友人宅で宴会(異業種交流会といっている)をしたときに
もっていった。
(役者、画家、看護婦、歌の先生、という不思議な宴会である)
ある程度満腹になったあとで
その虎やの羊羹をたべてみたが・・・・
これが、1本3~4千円もするものなのかと
疑問がわいた。
(六本木で見つけた最高級は、2本で2万5千円だった)
友人「違いはね、日にちが経ったときに出るんだってよ。」
私「へえ。どんなふうに?」
友人「安い羊羹はさ、日にちがたつと、
スカスカになるんだって。
でも虎やの羊羹は何ヶ月たっても、
ぎゅっと詰まったかんじがするらしいよ。」
私「へえ・・・。並べて食べたら違いがわかるかね。」
と、いうわけで、コンビニで買った60円の羊羹と
虎やの羊羹を並べて食べてみた。
友人には、どちらが虎やだと、分からないように出してみた。
果して結果は・・・・
歴然です。
60円羊羹は、薄い。
虎屋は濃厚。
ずっしりとした満足感がある。
「甘い」のかんじが違う。
完全に別の食べ物だ。
コンビニのほうは外郎に思えてきた。
しかし、ここが私の困った所で
根っからの貧乏性には、虎屋が落ち着かない。
私がわざわざこれを食べなくてもいいだろう、と。
気楽にすきなだけ食べるのなら、60円で充分だわ、と。
ああ、いやだねえ、こんな36歳。
じゃなかった、37歳。
(ついつい、先日歳をとったことを忘れてしまう)
のこった虎屋の羊羹は、人の出入りの多い、友人宅において
帰ってきた。
私が食べるよりも、皆さんが食べたほうが、
羊羹も幸せだろうよ。
帰りに買い物をした八百屋では、
見切り品のグレープフルーツが、
申し訳なさそうに籠に詰まれていた。
かわいそうに、「見切り」とかいわれて。
私がかってあげないと、このままゴミ箱行だね。
私がつれて帰ってあげようね。
ああ、どこまでの貧乏性。
~本日のごめんなさい~
もう、ほんっとうに、ごめんなさい!
歯医者の予約をしていたにもかかわらず、行くのを忘れました。
せっかく定期メンテナンスをする決心をしたのに、
ああ、自己嫌悪。
反省してます!!!
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-03-06 09:09
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