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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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お座敷列車の旅

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小学生のころから気になっていた、お座敷列車なるものに
初めて乗ってみた。
主宰はオカマちゃんバーのSさんという方らしく、
2丁目のお客さまらしい方が
ぞろぞろと、着物やドレス、セーラー服で登場。
(注意:私はここの店に出入りしているわけではなく、
歌舞伎町G街の店「十月」のつながりで参加)
新宿駅5番線から3両編成で出発するのだ。

列車の名前は「のどか」
畳ではなく絨毯に座卓。
行き先は知らされていない。
新潟方面らしいのだが・・・・

さて、私の前には、Kさん。
(彼女はれっきとした女性です)
長野で手作りしたというワインを持参してくださった。
このペットボトルに入っているのが、それ。
不思議な色・・・と思ったが
そりゃ手作りだもの、手作りのはんぺんが真っ白にならないように、
これが自然の色なのだろう・・・と、飲んでみると?

なんと、お酢だ。

Kさん、大ショック。
間違えてこんなに重たい酢を持ってきてしまったよ。
まわりの皆は、少しでも帰りの荷物を軽くしてあげようと、
水の中に数滴入れて「体にいい水」と飲んでいた。


よい天気の中、列車は進む。
これは、先頭車両からの眺め。
運転席は2階にあるのだ。
車中で行き先宛クイズ。
答えは越後湯沢だった。


ここが、駅。

構内は、JR仕込みのお土産店が並び、芋を洗うような人ごみだ。
車中、飲み食いに明け暮れていた私たちは
腹ごなしに歩きたいと思ったし、
なんといっても楽しみなのは温泉だ。
いたるところに温泉がある中、
小さな町の銭湯へ到着。


さあ、ここで問題が。
オカマちゃんたち、どっちに入ったらよいのでしょう。
オカマだけど、おっぱいもそれなりに大きいわけで、
しかし、化粧をした顔は、それなりにごつく、
声もハスキー。
番台のオバチャンに
「あのぅ・・・あたしたち、めんどくさいんですけどぉ・・・」と説明。
おばちゃん、きょとんとしていたが、
すぐに納得してくださったらしく、
無事、男湯に入られました。
よかったよかった。

やわらかいお湯。
ぜんぜん痛くない。
温泉は綾張り違うな。

お土産に買ったのは、「希望の故郷へ」という震災古酒。
震災の中、なんとか守りぬいた酒蔵で作られたのだそうな。
味よりも、このネーミングにひかれた。
どなたかへの差し入れに使おう。

帰路は、日ごろの睡眠不足が祟って
終始寝ていた。
みんなはカラオケなどを楽しんでいたが、
私はもう、目が開かなかった。
でも、ゆられながら眠るのは気持ちがいい。
さっきの温泉のおかげで肌はすべすべになっているし・・・。
今日怒涛の千秋楽を迎えている友人に、
心の中でエールを送りつつ、バクスイ。

おきたら、私のカバンに誰かが赤ワインを溢していた。
まあ、酒の席、こんなことも笑ってゆるせる。
2次会に流れる元気なく、帰宅。

ああ、本当にきれいな雪だった。
またあたらしい1週間が始まる。
頑張りましょう。

~本日のありがとう~
全体を仕切ってくださったオカマちゃんたち
お疲れ様でした。
お世話になりまして、ありがとうございました。
そして、私の留守中に排水溝のお掃除に来てくださった
管理会社の方、ありがとうございました。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-02-22 10:10

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