そろそろ衣裳について悩まなければならない時期に。
時代的なことも加味して
やったことない役柄の服装を考えるというのは、
楽しい反面、予算とのせめぎあいもあり、
調達に頭を抱えるところ。
んなわけで、私も我が1.5畳の倉庫から、
昨日はいろいろと物色してみた。
「いつかまた使うだろう」と、
とって置いたくせに、
なんと、使い道のないものが多いことか。
よく片付け名人が
「3年使わないものは捨てたほうがいい」というが、
そんなことを言ったら、うちには
捨てたほうがよい物のほうが多いかもしれない。
しかし、そう思って捨てると、すぐに要りようになる・・・という経験を
少なからずしているのも事実。
皮肉なもんだ。
さて、舞台は1973年。
ええ、私が生まれた年。
わが家には、まだ、親の代から受け継いだワンピースなんかが
数着あるので、それを候補に加えてみる。
稽古場には昭和の写真集などが置いてあり、
そういうものがかなり参考になる。
また、私も図書館で借りた本を
今一度読んでみる。
そこには、女性の裸体の歩き姿が
コマドリで載っていた。
下駄を履いた状態と、靴を履いた状態の
姿勢の違いを比べた写真だ。
なにも、すっぽんぽんで、撮らんでも・・・・とおもうのだが、
非常に分かりやすい写真である。
下駄を履いていると、足の上げ方が非常に高いのである。
逆だと思っていたのでちょっとビックリだ。
そして、座り姿勢の写真もあった。
日本人は正座をするので、体に無理が多い・・・と、
当時の書物には記してある。
あれから、どんどんと欧米化した私たちの生活は
体つきを変化させていった。
この写真、本日の共演者の座り姿である。
今日はこんな格好で本読みをすること4時間以上。
正座なんかはしていられない。
しかし、体育すわりも耐えられない。
誰もが何度も足を組みなおしていた。
それに、床も冷たかった。
もう11月だものねえ・・・
寒いはずだよ。
夕方になって石油ストーブをつけてもらった。
やっとヌクヌク。
で、ホッ。
ちなみに、左がさとみ女史、真ん中が松岡氏、右が永井氏。
稽古前のひと時である。
この時間は、まだ足腰も余裕だった。
~本日のありがとう~
衣裳や小道具をかりるべく、いろいろな方に電話やメール。
忙しい中、シャメ添付でお返事を下さったみなさま
ありがとうございました!
Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2009-11-04 02:02
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