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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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客席で寝ることについて

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身に覚えがある方も多いのではないだろうか。
芝居を観ていて、眠ってしまうこと・・・・

映画なら、まだ生身の人間が演じているわけではないから
それほど気兼ねもないかもしれない。
料金もそれほど高くはないので、損した気分にもならないかも。
しかし、すぐ目の前で、
生身の人間が、喋り捲り、動き回り、汗かきまくる演劇で
眠ってしまうというのは、どちらにとっても、
後味が悪い。
私なんかは、要注意人物で、
普段の寝不足がたたるのか、
頻繁に睡魔に襲われる。
しかし、かつて、居眠りが原因で
人間関係に亀裂が入ったことがあるので
最近は、睡眠不足の日は芝居を観にいかない、
危なそうな日でも、ガムを持参し
薄着でいき、(熱くなると眠くなるので)
ほんとうにやばいときにはリポビタンDをのんで行く。
そこまでしても、観にいかなければならないことがあるというのは、
まあ、仕事なので仕方がないでせう・・・

さて、昨日は新宿の某劇場にて、
約2時間40分の芝居を観劇。
長いほうかも、最近にしては。
休憩までの前半戦で、私の横の女性が
ぐったりと死んだように眠ってしまった!!

ある程度大きな劇場なので
もちろん舞台の役者からは見えないのだが
その女性は、さぞかし、目覚めたときはバツが悪いだろうなあ
というような体勢だった。

眠くなるような芝居かというと、決してそんなことはなく
セリフの嵐ではあるけれど
無駄があるかといわれればそんなこともなく、
役者さんたちもみなさん達者、
内容も魅力的だった。
強いて言えば、こういうセリフ劇に慣れていない方にとっては、
集中力を保つのは難しいだろうなあという、
そんなところで、
その女性はなにか、わけあって、バクスイしてしまったのだろう。

以前こんなことがあった。
果てしなく退屈な芝居に遭遇してしまったときのこと
(これも新宿の劇場だったわ)
案の定、睡魔に襲われてしまった。
やばいなあ・・・とおもっていると、どうやら、
となりに座った男性も、同様の状態になっているようだった。
そこから、2時間以上に渡る上演の間、
私ととなりの男性は、互いに起こしあったのだ。
舟をこぎそうになると、隣から圧力が加わり、
となりがグラっときたときは、私が軽く押し返す、
という具合に。
なんという連帯感。
なんという協調。
おかげさまで劇場の中にいた時間、
大変にドラマチックな気分を味わった。

私は、客席で眠ってしまうことについて、全く攻める気はない。
ただ、何が困るといって、
眠ってしまった人、あるいは、眠そうな人は
見ていて非常に面白いのだ。
舞台の上よりもずっと面白いことがよくあって
おかげで芝居の内容を見落としてしまったりする。
昨日の女性も、その体勢が面白すぎて、
かなり気になってしまった。

でも・・・・
自分が恥ずかしい思いをしないためには、
やはり、眠い日には観にいかないべきだろう。

~本日のおめでとう~
私が新井薬師に住んでいた頃からちょこちょこ通っていた
バー、「平兵衛」が、15周年を迎えた。
マスター、おめでとう、そして、お疲れ様です。
体に気をつけて、がんばってください!

Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2009-10-19 16:04

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