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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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トキワ荘の・・・

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今書いている本は、昔ながらのアパートが舞台になっているので
昔のアパートがどんな形だったか
その間取りを思い出そうとおもい、
映画「トキワ荘の青春」のDVDを借りにいく。
いつも利用しているレンタルビデオやさんにはなく
シブシブと、TUTAYAにいく。
なんでシブシブ・・・かというと、
会員カードを作るときに、必ずクレジット機能付を薦められるからだ。
いらないんだって。
しかも、JCB、もってるし。
だけど、この機能をつけないと
結局は1000円くらいお金がかかるという、おかしなシステムなので
しょうがなく入会するのだ。
昨年までは1000円払って、普通の会員証にしていたが
毎年、1回利用するくらいで、これは高すぎるので、
仕方なく、クレジット付にした。
なんだか、癪だわ。

さて、お目当ての映画のビデオは
DVDになっておらず、
VHSで、1巻だけ置いてあった。
結局はTUTAYAが重宝するというのも
これもなんだか、癪。

で、映画の話。

大好きな市川準監督の作品、「トキワ荘の青春」は、
手塚治虫氏の住んでいた下宿を舞台に
そこに集まる若く、情熱に溢れた漫画家たちの、
まさに青春の1ページ。
登場人物が大物ばかりなら
それを演じる役者も、そうそうたる顔ぶれである。
手塚治虫を演じているのは北村想さん、
主役の寺田ヒロシは、もっくん。
そのほか、古田新太、阿部サダヲ、生瀬勝久など、
かなり個性派ぞろい。
いつも賑やかな演技の彼らが、淡々と静かに会話を繰り返している。
これぞ、市川ワールドともいうべき、
静かなようで、確実にグッと来る何かを持っている。

さあ、確認するは、間取り。
なんと、私の記憶にある某アパートと、ほとんど同じだった。
下宿の基本の形、なのだろうか?
15年前に自分が住んでいた下宿とは少々違うが
なんだかとても懐かしい。

そこは、鍵をかけない間柄。
同じ釜の飯を食う仲間たち、
金を持っている人が、おごる、
困っている人を気軽に泊まらせてあげる気安さ、
今では考えられない平安がある。
実は私も随分長いこと
鍵をかける習慣がなかった。
とられるようなものもないし、楽だから。
それが、ある事件が起こってから
急にこわくなってかけるようになった。
もう教われるような年でもないが
一応、自分の身は、自分でまもらないと、ね。

結局トキワ荘のメンバーは、お互いの栄枯盛衰がもとで、
そこから出てゆくことになる。
この気持ちは、とてもよく分かる。
特に敗者の気持ちは・・・。
それを知ることができて、
私は本を書く人間としてはよかったなあと思う。

監督の市川さんには、「東京マリーゴールド」でおせわになったが
昨年なくなった。
そして、今日はお世話になった演出家の通夜だった。
偉大な先輩がなくなってゆくのを、オロオロと見送っている場合ではない。
やらねば・・・・。

~本日のありがとう~
歌手の川村カオリさんもなくなった。
あなたの歌に、どれだけの人が励まされたか、
夢をもらったか、
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
残念です。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2009-07-29 00:12

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