音楽のアレンジや編曲を頼んでいる、みながわちかこさんが、
地元の保谷市で、コンサートをなさるというので、
伺った。
前から楽しみにしていて、
私にしては珍しく、早々と予約を入れていた。
これは、うたとピアノとヴァイオリンのコンサート。
3人という構成が定着してからは8回目という。
(のべでは10回目!!すばらしい!)
日本の古きよき名曲から、今までの演奏で評判のよかった曲、
それからちかこさんの作曲した曲まで、
幅広く、たっぷりオイシイ2時間。
「心に残る唄」というタイトルは
ちかこさん御本人が付けられたそうで、
彼女がいま、伝えたいことがストレートに伝わるのはもちろんだが、
客席の世代の広さをみれば、
やはり名曲はいつの時代にも人の心に、なにかを訴えるのだとわかる。
今回私が是非、聞きたかった曲は、彼女の作詞・作曲した
「今 帰ろう」という歌。
歌っているソプラノ歌手、澤田理恵さんが、
NHKの密着取材を受けたときに、
(視覚障害者としての社会参加をテーマにした番組だそうで)
番組エンディングで全曲流れたという
これこそ、まさに、私の心に残った歌・・・・
実は、この番組で使われる前に、
彼女から新譜の案内が届いたとき、先にCDを買わせて頂いており、
とても心を動かされたので、
うたのレッスンで是非練習したいから、楽譜を売って欲しいと
頼んでいたのだ。
彼女は喜んで、すぐに、手書きの楽譜を送ってくださったのだが、
番組のオンエア直後、問い合わせが殺到したとかで、
急遽、販売用の楽譜を作られたとか・・・。
コンサートでは、彼女の知人が余命宣告を受けたときに
この歌を作ったのだというエピソードを話されていた。
それは折りしも、
昨年お生まれになった赤ちゃんが、
おなかの中にいるときに作ったということだったが、
開放された広い心で、命のルーツを手繰り寄せるような
スケールの大きい言葉とメロディに包まれる。
彼女に言わせれば、つくったというより、
自然に湧き出てきたのだそうだ。
表現というのは、そうやって
強い何かに突き動かされて
出てくるものかもしれないなあと、
帰りのバスの中で考えた。
毎年舞台の企画が目の前にあり、
次から次へと新作を書かなければならない状況では
どこか、ムリクリのところが出てきてしまう。
生涯をかけて表現という活動をするなら、
もっと、そのエネルギーは、甚大なはずじゃないだろうか・・・・
(写真:会場であるこもれびホール)
と、おもったところで、電車に乗り間違えていたことに気がついた。
西武池袋線は、途中から有楽町線につながっている?!
アンビリーバボー!!
17時入りの夜勤に8分遅刻・・・。
ごめんなちゃい。
~本日のありがとう~
ちかこさん、素敵な時間をありがとうございました。
by 鯨エマ|2009-07-06 12:12
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