芝居の曲を書いてもらっている森田氏から音源をうけとるべく、
朝の五反田へ。
最近、めっきり朝がよわくなってしもうた。
寝るのが遅いからなんだけど、電車に乗ってもまだ目が覚めなかった。
森田氏は、5分以上遅刻なさったくせに、
あったとたん「すごい顔してますねえ!!」だって。
そりゃないよ!と、反論する力もないまま
CDを受け取る。
ミュージシャンだって、朝弱いものだと思っていたが、
今日の森田先生は、さわやかな顔じゃないの、まったくもう!!
さて、銀行で振り込み作業をすべく
長いことATMを占領した後で、
事務所によりみち。
そのあとで、化粧品を探しに新宿に繰り出した。
紀伊国屋書店地下1階は、三善。
ここで、化粧品をそろえていたのは、10年以上前のことだ。
いつのまにか、舞台もナチュラルメイクが多くなってきて
ドウランやパンケーキを買うことが無くなってしまった。
今日は、ちょっと古めの化粧用品を探しに着たので、
あの個性的な店員さんに聞いてみようと、思って行った。
十年・・・・それは短いようで長いのか。
あの、個性的店員さんはいらっしゃらず、
かわりに、品のある女性がいらっしゃった。
この店の向かい側にある、とんかつやさんには、
劇団はいって1年目のとき、よくお使いに生かされた。
同じ紀伊国屋ビルの4階には劇場があって、
5階にはその楽屋があるのだが
新人だった私は、先輩たちのお昼御飯を買いに行かなければならなかった。
ひとりひとりのお弁当を覚えて
お金を預かる。
とんかつ弁当を買って帰り、おつりを渡すと
その中から50円玉や10円玉を私にくれて、
「貯金して、家でも建てろ。」というのだった。
芝居が跳ねると、同じく地下1階の居酒屋に、呑みに行く先輩たち。
「あとでこい。」といわれ、楽屋の掃除をしてから駆けつける。
わけのわからない演劇論と、
プロンプのダメだし、
おいしくないビール・・・・それでも毎晩ついていったのは、
なにか、面白い話が聞けるんじゃないかという
期待があったからだろう。
毎日ほんとうに新鮮だった、なあ・・・・・
当時、飲み場で一番騒がしく喋っていた先輩の年齢になった私は
あの頃の先輩たちに比べて、おとなしいなあと思う。
三喜で、いくつか、買い物を済ませ、
懐かしい気持ちで、この地下1階をあるいた。
そういえば、ほとんどの店が、
そのまま営業し続けているのではないだろうか?
不況にめげない、商店街が、こんなところにあった。
~本日のありがとう~
衣装のユウさん、稽古場に登場!
昨日までハードなスケジュールをこなし、
加えて今日も返しものでお忙しかったにもかかわらず
来てくださってありがとうござました。
あと1週間ですが、宜しくお願いいたします!
by 鯨エマ|2009-06-08 23:11
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