なんとなく、ついていたテレビは、深夜のお笑い番組。
これが予想以上に面白くて
ついつい釘付けになってみてしまった。
オードリーは、最近確かに出すぎだけれど
彼らの面白さもさることながら、周りの突っ込みも容赦なく、
その隙のなさに、思わず見入ってしまった。
さて、後ろのセット、その配色は
「派手」を通り越し、
「ある色全部つかいました!」みたいに発散していたが
これが不思議なことに、
そうおかしくはない・・・いや、これくらいでちょうど良い
と、おもえるような美術だった。
美術ってすごい仕事なんだなあと、お笑い番組を見ながら感心してしまった。
今回の海千山千の舞台美術は松本わかこさん。
彼女にお願いするようになって、今回で3本目の芝居になる。
それまでは自分で考えていた。
箱とか、柱とか、いろいろ駆使して、
それを舞台監督さんに図面を起してもらって
なんとか組み立てていた。
しかし、事務所の社長が見に来たときに、
「美術をなんとかしたら」といわれて、
わかこ女史を紹介をしていただいた。
センスもさることながら
心を尽くして仕事をしてくださる、素敵な方です。
衣裳も美術もそうだけど、
低予算を理由に、自分で考えてしまいがちなところ、
それが一度、プロの手に託すと
今までの沢山の欠陥に気がつく。
お客さんも、そういうところを見逃しているわけがない。
もちろん、企画によっては自分のアイディア満載の手作り舞台もありうるけれど、
こうやって1年に1回、人を集めて芝居をうつのだから
餅は餅屋、プロの頭脳に頼って、
一緒につくってゆく現場を堪能したほうがいいんだと、
つい、数年前に気がついた。
思い起こせば・・・
海千山千1回目の芝居なんて、
恥ずかしくなるようなセットだった。
恥かきまくりの舞台を、重ねているわけで
きっと10年後、今のわたしをおもいだし
「ああ、はずかしい・・・」となるのだろう。
まあ、いまは、捨て身で。
エイヤッ!
~本日のありがとう~
ボビーの撮ってくれた舞台写真が
できあがりました。
まあ、きれいだわ!!
きっとかんじゅく座の皆も喜んでくださるでしょう!
ありがとうございました。
by 鯨エマ|2009-05-15 10:10
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