「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

早すぎる時間の中で

かんじゅく座の本番を目前に、
あれもこれもと準備に走る。
幸い、スタッフが稽古場にしてくれるようになったので、
任せるところはまかせ、
私は、残された事務的なこと、制作的な事を
ひとつひとつ済ませてゆかなければならない。
そのひとつ、アフタートークの準備だが、
今回の公演では、オプションで、最終日に
アフタートークをすることにした。

アフタートーク・・・
終演後にやる、ちょっとしたイベントだが
かんじゅく座のメンバーと、他のシニア劇団の方との
意見交換をしてゆこうと思う。

さあ、参加してくれる人を探さなければ・・・・

かんじゅく座の公演では、いままでもオプションのイベントをやるようにしてきた。
旗揚げのときは、かんじゅく座のメンバーの紹介を兼ねた
アフタートークを。
2回目の公演では、かんじゅく座を追いかけたドキュメンタリー映画の上映。
（これはたいへんだった・・・。
なにしろ、映画自体がギリギリに出来上がったのだから）

さて・・・・・
ＦＡＸで、いくつかの劇団に、
アフタートーク参加募集の手紙を流したが、
いまのところ反応ゼロ。
そこで、もう直談判しかないと、
人づてに紹介してもらうことにした。

夜半まで電話の嵐。
その合間に小道具の暖簾を縫う。
直線縫いだけなのに、なんだか・・・・・ま、いっか。
目をつぶっていただきましょ。

テレビでは今週のニュースをまとめてやっていた。
和歌山カレー事件は
その判決に、背筋が凍る想いだったが
きちんと新聞を読む時間もなく、こうして暖簾を縫っている私。
はやすぎる、時間がたつのは。

きっと、かんじゅく座の公演も、
その次の海千山千の公演も
あっという間に終わってゆくのだろう。
大切なことに、ひとつひとつ向かいあってゆけないことが
もどかしい。
だからこそ、アフタートークはきちんとやろう。
心に残る、イベントにしよう。
お金では買えない、充実した時間を作れるように・・・・・

ゆがんだ暖簾はゆるしてちょんまげ。

～本日のありがとう～
音楽の編集を音響さんに、たのみました。
素早い対応、有難うございました。

by 鯨エマ｜2009-04-26 09:09