長かった・・・・しかし、あっという間だった。
3週間の間、宣伝、上映、宣伝、上映、と、
毎日これでもかと、動き回ったことが、ほんとうにあっけなく終わってゆく。
千秋楽の日に感じる、脱力感と、切なさを、こうして映画上映でも感じている。
今回はほんとうに、かんじゅく座のみなさんの協力なくしては、
成立しなかったので、撮影から編集、翻訳、上映まで
あらゆる協力をしてくださったことに、心から感謝。
そして、一人では物を作ることはできないという、
ほんとうに基本的なことを痛感した2年半だった。
それなのに、こうして上映を終えて
あまりチラシや売れ残りのDVDを入れた紙袋を提げて
映画館を後にする瞬間、そして
次のプログラムのポスターに張り替えられた掲示板をみた瞬間、
どうにもこうにもやるせない、
心の中をぴゅーぴゅーと風が吹きすさぶような虚しさを感じてしまう。
どこまでいけば、満足、笑顔で終われる瞬間が来るのかなあと、
考えても仕方ないことを考えながら歩き始める。
さあ、急がなければ・・・大阪と、八丈島の上映は、すぐそこに。
夜、ジャムセッションの芝居を観にいく。
同じ事務所の山口君が、すっごい衣裳に身を包み
体いっぱいの演技をしていた。
シモキタを歩くと、芝居が溢れている。
こうやって、次から次へと、作品を発表する人たちがいる。
いったい、何人の人がこれらの創作にたずさわっているのだろう。
私の作品もたくさんの方が協力してくれた。
出演者、スタッフ、チラシを配ってくださったかた、
記事の執筆に協力してくださったかた、
ポスターを貼らせてくださったお店の方、
そして、なによりも、当日、足を運んでくれた人たちがいる。
雨の中、寒さの中、花粉飛び交う中、
時間とチケット代を費やしてくださった方々に感謝。
それ以上のものをお返しできたならよいのだが・・・。
少し、部屋を片付けよう。
~本日のありがとう~
最終日に、荷物を抱えて映画館を去る私に、
やはり同じ日にプログラムを終える
「ありがとうの物語」の佐藤威一郎監督が花束を下さった。
こんな、立派なものをいただけるようなことを、
やってないんです・・・・と、いいそうになったけど、
素直に喜んでいただいた。
毎日、ロビーで上映時間を過ごす私に
声をかけてくださった。
ありがとうございました。
さすがに、花瓶を買いに、帰路、島忠へ行きました。
窓辺にきれいなバラがゆれております。
これからも頑張ります。
Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2009-02-21 13:01
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