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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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ツリーの前にて。

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12月といえば、どことなく浮かれ気分、ジングルベルに心躍らせる
というのは、もう幼い頃の話で、
ほとんどの人にとっては
忙しく、窮屈で、つらく、寂しさも増すシーズン。
日本人だから仕方ないかもしれないけれど、
私たちは、クリスマスを待ちわびる
喜びと希望のシーズンであることを、すっかり忘れている。

この写真は、昨日、中野サンプラザに入ってすぐの広場でとった。
(携帯なのでボケててすんません)
ピンクの飾りは、かわいらしいが、周りは閑散としている。
昔に比べて、このスペースのいろいろなものが
取り除かれていっている気がする。
たとえば、ベンチ。
遠まわしにだが、ホームレス排除を目的にしている。

昔は、円く囲んだベンチがあり、そこで、買い物に疲れた人が
飲み物を飲んだり、休んだりしていた。
端っこのほうでは、ホームレスが暖を取っていた。
それが、飲食禁止になり、次に、ベンチが取り除かれたということは、
サンプラザを利用する人以外は、長居禁止、座ることも禁止、
ということだろう。
もちろんここは、結婚式場が入っており
上にはホテルがあり、コンサートホールがある。
印象を守るためには仕方ないかもしれない。

しかし、クリスマス、この楽しげなモミの木の下に
人々が集えないというのは、悲しい。
そもそもクリスマスは、救世主の誕生を心待ちにする
誰にとっても喜ばしい季節のはずで、
イエスキリストが生まれたときに、貧しい羊飼いと
高貴な博士たちが招かれたとおり、
どんな身分の人にも分け隔てなく与えられる、希望のシーズンなのだ。
希望という言葉を軽々しく口にすることが憚られるほどに
日本中、世界中に虐げられ、
絶望感に打ちひしがれた人たちがあふれている。

12月だけでも、このモミの気の周りに、たくさんのベンチを置いてくれたら。
飲食もできるようにして、できたら生演奏を聴けるような、
そしてこのツリーを眺めて、ほっと、息をつけるような、
そんな空間であってくれたら・・・・!!

~本日のありがとう~
セブンイレブンの入口で車椅子が上げられずに立ち往生していたとき、
手を貸してくださったお二人、ありがとうございました。
見習いたいのは、私にも一緒にいた障害を持った方にも
気を使わせないような対応だったこと。
最近は若い方のほうが、すぐに声をかけてくださいます。
未来に、希望が持てる瞬間です。

by 鯨エマ|2008-12-08 11:11

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