横浜は吉田町で行われるパフォーマンス「ラ・マレラ横浜」の
前日リハーサルは、
実際に、町の中のセットで行われた。
ホンノ100メートルほどの商店街がライトアップされて、
これは本当に美しい!
そうか、こういうことだったのか!!と
演出家マリアーノの頭の中がやっと分かった気がした。
未知の片側には、室内のシーンが並んでいる。
二組の夫婦のシーンに並んで、私の部屋が見えるようになっている。
隣は本屋さんのシーンだ。
演技をしていると、ガラス越しに、お客さんの声が聞こえる。
「なになに?」「なにやってるの?」
驚きの声をきくのは、芝居中とはいえ、役者にはたまらない。
このセットの裏には、本当に、本当に、
キメの細かいスタッフの気配りがある。
役者として芝居に絡んでいると、
その裏の苦労というのは、見えないし、
見えたとしても、ほんの少し、
否、見えないほうがよかったりするのだが、
さすがにこれだけのスタッフが走り回ってくれると、
感謝感激である。
「あと3分です!」と本番前に時間を伝えに来るのも、
9つのシーンの役者に伝えなければならないから、
トランシーバー片手に、舞台監督助手の方たちが
走り回って伝えに来る。
大変なことだ。
5回、シーンを繰り返した。
本番では10回だ。
リハーサルで一回も本番どおりの回数こなさないというのは、
私たち日本人の俳優にとっては驚きなのだが、
マリアーノは、「大丈夫大丈夫」
本番でお客さんが来れば、またいろいろ事情が変わってくるけど、
役者というのはできるもんだよ・・・・みたいなことを言っているらしい。
ここまで信頼してくださっているのは嬉しいが、
逆に、こちらは責任重大。
10回新鮮に生きるべく、対策を万全にしなければ。
実に来るお客さんには、是非、シーンごとだけでなく、
町全体の景色を見て欲しい。
こんな美術、見たことないはずよ!
映画のセットのように、建物の間に人間ドラマが浮かび上がるだろう。
そして私はその中で、「眠れない女」
~本日のありがとう~
Cさん、ステキな美術で
私、自分お部屋がすごく気に入ってるよ。
ありがとう。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2008-10-03 08:08
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)