「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

ヨコハマメモリーズ

稽古で桜木町へ通うも、片道１時間半、
なのに自分の稽古時間は１時間、
さて、せっかくここまできたのだから、
友に土産でも買ってゆこうと駅周辺をウロウロ・・・・

ない。

観光案内のコーナーへ行くと、
案内人ではなく、ただの「番」でしかないような男性が
ここらへんには土産は売っていないという。
嘘を言うでないよ、もう！
ここ、横浜だから！
お土産、ないわけないから！！

しかたなく、ランドマークまで足を伸ばす。

このランドマークの５Ｆに
ようやく「Ｙｏｋｏｈａｍａ　Ｍｅｍｏｒｉｅｓ」というみやげ物店を見つけた。
鎌倉のお土産がど真ん中に位置しているのはなぜ？
まあ、いいか・・・。

どちらかというと、中華街のような土産を期待していたが
どこにでもあるようなカステラやクッキーのお菓子が主で
ちょっと期待はずれ。
横浜といえば、あの、顔よりも大きな肉まんだが、
ここには、その３分の１くらいの大きさの肉まんしかなかった。

小学生のころ・・・
大磯に住んでいたときは、買い物といえば、平塚へ、
もう少し大掛かりな買い物をするときは藤沢へ、
そして、気合はいりまくっているときは横浜へ！
という感じだった。
中学になると、初めて横浜まで映画を見に来た。
最初のデートの待ち合わせも横浜駅で
私は日にちを間違えて２時間も待ちぼうけを食らった。
高校に上がってからは、高校演劇コンクール、
横浜相鉄本多劇場、学習塾、歌の稽古と
足しげく、通うようになった。
いまはすっかり遠いところになってしまって
今回のようなことがないと、なかなか来ようと思わなくなってしまった。

吉田町にはいま、舞台セットが設営されていて
私のシーンのせっとも、小道具が入ったところだ。
この部屋で、過去に思いを馳せながら
３５歳の女性で１００分生きる。
演技上はアドリブＯＫのかなり自由な設定を許されている。
衣裳、一つ一つの小道具に、愛着を持てるような時間をすごしたい。

by 鯨エマ｜2008-09-30 08:08