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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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スポーツの魔力

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普段全くといっていほど、家でテレビを付けない私でも、
訪問先でテレビがついていればいやおうなしに一緒に観ることになるので、
番組よっては結構詳しかったりする。
(それにしても、年がら年中テレビがついている家のなんと多いことか!)
この時期はやっぱりオリンピック。
夕べはあの、星野ジャパンの韓国対決で
さいしょっから中継を観ていた。
6回までは、はいはいはい・・・という感じ。
そのあと、点が動き始めてからはもう、
介助という仕事に来たことを忘れていた。

介助はもちろん時間で区切られる仕事だが、10時になった時点でまだ8回。
ここでテレビを消すわけには行かない。
しかし、利用者さんも私の仕事終わりの時間や
帰宅時間を気にしてくださるので、
テレビを消そうとした。

あああ!殺生な!
なぜにそこで、きるか!

普段ならこんな図々しいことは決して言いませんよ、はい。
それでも、ここはやはり、日本人たるもの、
観なきゃダメでしょ!!
「ここできられては、私、帰れません。」
多分血眼になっていたと思う。

そういえば、4~5年位前だったか・・・・某大物男優が
ワークショップをするというので
参加していた。
時はちょうど、サッカーのワールドカップで、
一般ピープルまで巻き込んで
日本中がフィーバーしていたときだった。
決定的な対決を明日に控えた日、
いきなりその大物男優は言った。
「明日は稽古を休もうと思うけど、どう?」
そんな下世話なこと仰りそうにもない方だったので、
いかにも「オレは興味ねえ。」
的なかただったので、私たちは唖然・・・・そして次には
「やったぁ~~~~~~~~~~~!!」
「サッカーお好きなんですか?」
聞かなくても分かるような質問を誰かがした。
「オレ、ニワカサッカーファン。」
その方のイメージはガタガタと音を立てて、崩れ落ちた。

というわけで、夕べは最後まで観戦したあとで就寝介助をするも、
結果が結果だけだっただけに、
無言・・・・・。
気持ちが仕事に表れてはいけないと思いつつ
どんより沈んだ日本の暗雲を背中に背負ったまま降ろせなかった。

スポーツは人を動かす、国を動かす。
かつて、風雲児といわれたL社のトップが
「人は金で動かせる。」
といったけれど、なんのなんの、
「人はスポーツで動いてしまう。」
H元社長、汗かいて、ナンボよ。

女子マラソンを観ながら・・・

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2008-08-17 10:10

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