全員集合！！

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

かんじゅく座の稽古が終わってから
某新聞社に取材（され）にいく。
内幸町なんて普段はあまり足を踏み入れないところ。
地下鉄に乗ると、車内放送が。
「洞爺湖サミットの関係で警備を強化しております。
不審物を見つけましたら・・・・」
本当に、最近はどこで流れ弾に会うかわからない。
こうして電車に乗っているときに、とつぜん・・・・
ということだってありうるのだ。
皮肉にも下車するべき駅は
あのサリン事件の霞ヶ関。
人は簡単には死なないし、
生命力を信じていたいけれど
常に死ぬ可能性を持っている。
くいのないように作品を創らなければ・・・。

長いこと、私の芝居について記事を書き続けてくださった
放送芸能部のＨ氏が数年前に定年、
いまは読者応答室とか言う部署にいらっしゃるので、
移動なさるときに同じく放送芸能部のＫ氏を紹介してくださった。
今日はお二人そろって迎えてくださった。

記者さんの前ではかなり喋る私。
今回の目玉、再演にいたる所以をはなしたあと、
バリアフリー活動について説明。
そうそう、私が始めて劇場のバリアフリーに取り組んだのは
５年前の「眠れぬ夜」初演だった。
そのときは、専属でスタッフについてもらったが、
どうしても納得いくサービスができず、
以来、地道に対策を練って、やっと５年。
サービスが浸透したかといわれれば
自信を持って「うん」とはいえず、
かといって、やめるかといわれれば、「いいえ」。

バリアフリーサービスもエコ問題と同じで
全員が満足するものなんて、ありえない。
どこかをサポートすれば、どこかにひずみが出る。
作品の性格を損なわないこと、を基準にできるところまでやる
というのが続けてこられた原因だろう。

さて、記事にするんだから「写真を・・・」
そうそう、出演者全員の写真をまだ撮っていなかったのだ。
「すいません、今日の稽古で撮って送ります。」
ああ、準備の悪さを反省しつつも
添付送信という手段に感謝。

１７時からの稽古。
本番まで３週間をきって稽古も佳境に・・・
といっても抜き稽古ばかりなので、
全員が顔をあわせることは少ないのだが
今日は歌の稽古があったので
１０人集合！！
というわけで、写真、撮ったわよ！