おまわりさん役の津田氏が、
「なつかしの味」を差し入れするシーン。
これを、ドラ焼きにするつもりだったのだが
なんだか津田さんのお顔を拝見しているうちに
ドラ焼、ではなく、甘食のほうが合うような気がしてきて・・・・
「これ、甘食にしませんか?」
というと、津田氏いわく
「ああ、ピンときますねえ!」
そうしたら、横からO嬢が
「なんですか、それ?」
がっちょ~~~ん!
もう、こういうこと、いわれちゃうと、オバサン節を
振り回さざるを得なくなるから
ほんと、やめてほしいのだが、
なーんと、彼女だけでなく
60代の某女優までが
「よくしらない。あんあまり一般的じゃないんじゃないの?」
えええええ~~~っ!!
今日稽古場にいた9人中、甘食に思い入れのない方が4名。
存在さえ知らない人、3名、
結局、「ピンときた」のは、わたしと津田氏だけだった。
甘食といえば、お使いに行ってごまかして買えるもの、No。1だった。
安いから、なんとなく、おつりをごまかして買うのだ。
べつに、わが家が貧乏だったわけではないのだが
なぜか、「お金をかけてはいけない」という
変な清貧思想にとらわれていたので
おねだりはできないし、お小遣いもねだることができなかった。
しかし、育ち盛り、お腹が空く。
50円の甘食はボソボソしていて、満腹になった。
カトリックの私学に通っていたくせに、
わたしはどこで、あんな貧相な姿勢を身につけてしまったのだろう。
「甘食」ってなに?
という若手役者O嬢に向かって、M女史は
「おっぱいみたいな形したヤツよ。」
と、いい得て妙な発言をなさり
それをきいたO嬢は、キツネに摘まれた様な顔をなさっており、
そのとなりでは主役のK君がまるで
「オレは甘食どころじゃないんだ」というような表情で
セリフに悶えていらっしゃった。
これだってば!これ!!
一連のやり取りを見ていた津田氏が最後に一言。
「甘ショック・・・・」
Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2008-06-18 00:12
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