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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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麻酔の話

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昨日の稽古は、若人3名とひたすら懇々と話し、
本読みし、また話し、・・・・と密なものだった。
あ、若人と言うのは今回出演する20代前半の3名のこと。
喪失体験、子どものころの話、墓参りの話、などなどなど。
喋っても喋り足りなかったので、
わたしは同年の蓮井嬢と、帰りにラーメン屋へより
タンタン麺をすすりながら、喋り続けた。

そのひとつ、麻酔の話・・・

全身麻酔の体験。
わたしは昔から睡眠時間が短い。
忙しいと言うわけではなく、単純に「寝るの大好き」
という感覚がよくわからない。
「寝てるの、もったいない。」タイプだ。
だから、全身麻酔をかけらるとき、
わたしは絶対にかからない、
かかってもまた目が覚めてしまうんじゃあないかと、
半ば、「かかるもんか!」くらいの勢いで手術台に登った。
が、
例によって看護士さんが「じゃあ、数を数えてくださいね~~」
といったあと、

「1・・・・」

もう、あとは記憶にない。
せめて、3までは数えたかった。
術後もなかなか目が覚めず
「もう起きてください」と言われたほど・・・・。
夢から覚めたときは浦島太郎のような気分だった。
否、その反対で、もっと長く寝ていたような気がするのに、
数時間しかたっていなかった。
せっかく手術をしたのに、
「もうこのまま眠り続けて死んでしまってもいいのではないか・・・」
という気持ちになっていた。
ま、死ななくて良かったけど・・・。

もひとつ、部分麻酔の話。
のどにカメラを入れるためにかけた。
鼻から通すのだが、これが本当に間抜け、
醜態をさらすとはこのこと。
鼻の中にも麻酔を塗ったのだが、
薬をつけた麺棒を、両鼻の穴に突っ込んだまま、数分。
想像してみてくださいな。
若き医師の前で、2本の麺棒を那覇にさして待っている私を・・・。
ああ、無情!

あと、舌の手術と、歯の手術の話は、
また次回に書きます・・・

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2008-06-11 12:12

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