「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

郵便局ものがたり

銀行の話から、こんどは郵便の話へ。
郵便局が「ゆうちょ銀行」になってから
（このネーミングがあんまりに、あんまりだ。）
大きな変化はかんじないのは
私の利用頻度が少なくなったからかしら。

まず、振込む・・・
だいたいの会社や貴人様が銀行を利用している。
いまだ、郵便局振込みなのは
点字訳をお願いしている組織と、
年に１回の楽しみにしている富山のサカタニ農産から
お米を買うときくらい。

振り込まれる・・・
これは、使っています。
福祉関係の事業所はいまのところ、郵便局振込みばっかりです。

そして郵便物。
これが利用頻度が一番減ってしまったもの。
いまや、Ａ４までの配達物はクロネコのメール便。
それでも、手紙マニアの私としては
切手を貼る楽しみというのも忘れてはいないのだけれど
ゆうちょ銀行になってからの切手は
あまりに印象の薄い、味気ない絵柄なので
貼りたいとは思わない。
大量に切手を買うとき、たとえばＤＭを送るときなんかは、
金券ショップで９２％くらいのものをシートで買うし・・・。
（このほうが、意外とキレイな記念切手が手に入ります）

しかし、たまにはゆうちょ銀行のほうが適したものもあるのです。
まず、エクスパック。
これは５００円で、専用のパッケージ（厚紙で作られたＡ４サイズ）
に、つめられるだけつめてかまわないというもの。
重さにかかわらず、全国一律５００円。
翌日にとどき、配達記録が残るので、書留や速達よりいいかも。
以前、友人が、私にカーテンをくれることになったときに、
エクスパックに、ギュウギュウと、４枚もカーテンをつめて
送ってくれたことがあったけど、これもＯＫ。
あけたとたん、カーテンが飛び出してきたっけ。

もうひとつ、レタックス。
ファックスを使ったイワユル、電報。
いまや、電報に、電報電話局を使う人なんて
ほとんどいないのではないでしょうか。
レタックスは手書きの文字がそのまま送れるし
柄さえもう少し気の聞いたものにしてくれればいいんじゃないかしら？

って、別にゆうちょ銀行の営業マンではないのだけれど・・・。

新宿中央郵便局の夜中の長蛇は相変わらずだ。
夜中に郵便物を出す人がこんなにいるなんて。
みんな、忙しいんだね。
私もときどき、この長蛇に加わる。
２４時間営業の窓口に感謝しながら。
かたわらの長机に、ホームレスのようなおじさんが
小さくなって暖をとっている。
急いでいるわが身に、ふと気づく瞬間。

そうだ、郵便局には「物語り」があった。
遠くの人と人をつなぐ、ロマンチックな仕事だなあと
子どものころはおもっていたっけ。

手紙を書こう。

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Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ｜2008-01-31 12:12