正月、テレビで駅伝を見るたびに
生まれ変わったら絶対に長距離走者になりたいと思う。
ひたすら、走ることで、
こんなに人を感動させられるのはなぜだろう。
今日はテレビの前で涙ぐむこと約2時間。
情熱的に叫ぶアナウンサーに、またしても引きずられた。
数名の途中棄権した走者について、解説者が
「プレッシャーに弱い」とコメントした。
小学生の体力と学力が低下してゆくように
若者の精神力が低下しているということか。
ならば、高齢者の駅伝をやってみてはどうだろう・・・
と、すぐに芝居のネタの如く
企画を練ってしまう私。
距離を短くすれば、意外と面白いんじゃないかしら・・・。
高齢者といえば、
今、執筆中の台本は4月にかんじゅく座で
シニアメンバーとやる芝居の台本だが、
彼らが心身ともに大変屈強でいらっしゃると
思っていたが、
これは誤解だということが最近わかってきた。
概してシニアの方々の特徴を
ひと括りに考えてしまいがちだが
世代の特徴はマスコミが取り上げるように
とりわけ目立つ一部の方々を取り上げているに過ぎない。
一人一人は確実に違う。
もしも、自分の世代をひと括りに特徴付けられたりしたら
猛反発するだろうに
うっかり、大雑把な把握をするところだった。
そう思ったのは
今回の台本を書くにあたり
メンバーの方々からアンケートをとった結果を読んだからだ。
何がひとを構築するのだとう。
環境が人を作るというけれど、
環境のせいにはしたくない。
それでも、かんじゅく座では
それぞれの異なる環境で生きてきた方が
同じ土俵に立つのが、何より面白い。
それは、なにもこのメンバーに限らず
どんな座組みでも同じことだが
60歳過ぎて初めて舞台に立とうとする方ばかりなので
改めてその、勇気と迫力を実感できる。
駅伝・・・・生身の人間の走る姿が
あれほどひとの心を打つ。
ならば、生身で芝居する舞台だって
きっと、人の心をうてるはずだ。
外れることを恐れずに
体当たりでぶつかる芝居を創ろう。
襷を横につないで
みんなでゴールを決められるように。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2008-01-04 01:01
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