他人の稽古を見学

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

朝、かんじゅく座の稽古へ。
今日はユッキーに任せてあるが、彼女から送られてくる楽しそうな稽古報告書をよんで、
自分の勉強のためにも是非、見に行ってみたいと思っていた。
ユッキーは私が以前通っていたタップダンススクールで知り合ったのだが、
当時は話すこともなかった。
かんじゅく座を立ち上げる際に
仲間を探していたところ、Ｋ子が「いいひとがいる！」と
紹介してくれたのがユッキーだったのだ。
まさに、全国から引っ張りだこのインストラクターだ。
彼女の作り出す明るい空気が、皆を朗らかにさせている。

かんじゅく座では、週に2回、火曜と金曜の稽古を、
4人で分けて担当している。
金曜日が私、せりふの稽古画中心。
火曜はユッキー始め3人女性講師による
ゲームや音楽を使って楽しく体を動かす稽古。
学校で言えば金曜の私が「国語・算数・理科・社会」
火曜の3人が「音楽・体育・美術」
といったところ。
来年からは、公演のための稽古になるので
私が火曜も金曜も担当することになる。
みんなにとっては、息抜きの場がなくなってしまうんじゃないだろうか。

そういえば、針の筵のような稽古場というのがあったなあ・・・。
怒鳴られてばかりの、憂鬱な現場が。
そんな稽古場だけは作ってはいけない、
怒りからは何も生まれない、
自分が演出するときは、そう思って稽古場を仕切っている。
昔はなんであんなにびくびくしていたんだろう。
演出家や先輩俳優が猛烈に恐かった。
私の役はその恐い気持ちをしっかり映し出してしまい、
いつも猫背だった。
それが、自分が演出するようになったら
「なーんだ、そうだったのか。」の連続だ。
役者をやるのが楽しくなった。
いま、かんじゅく座で緊張してしまっている方々にも、
緊張緩和の特効薬は「演出をしてみること」かもしれない。
しかし、私の猫背は未だ治らず。

かんじゅく座を立ち上げてから1年４ヶ月、ユッキーに
力を貸してもらっているわけだが
いまでは、海千山千のほうの振付までお願いし
全面的に信頼している。
背筋をしゃんとしているユッキーを見習って私も頑張るワン！じゃなくて、にゃん！