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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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最終稽古

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ついに、最後の稽古日。
今回は10回以上通し稽古をすることができなかったが、
それでもなんとか、流れはできたかな。

今日は朝、音楽の森田氏と待ち合わせし
待望の泣かせメロを頂き
それを大事に懐に入れて稽古場へ向かった。
この曲を使うのは、私の出演シーンでもあるので
稽古場に着くまでドキドキして、
早く聞きたくてたまらなかったが、こういう日に限って
なかなか稽古場にたどり着けない。
そう、今日は稽古場のバラシ。
ダンボールを調達しなくては!!
プログラムを作らなければ!
「かわらばん」(手紙の新聞)をつくらなければ!
そして、問題のシーンを稽古しなければ!
と、まあイロイロあり、稽古場に着いたのは12時ぎりぎり。

やっとCDデッキの前に陣取り
そのメロをきく。
森田氏に曲を書き下ろしてもらうのは、実に7回目だが
彼は本当に、本当によく台本を読み込んでおり
さらに、私に足りない部分をしっかりと補ってくれる
最高のミュージシャンだ・・・と、改めて実感。
このメロが流れても、泣かずに台詞をいえるんだろうかと
あたしゃあ、一瞬自信を失った。

さて、いつもより早い時間に通し稽古を終える。
最後のダメダシも、けっこうたくさんあったけど、
時間も迫っていて少々落ち着かない。
それでも、今しかない、とおもうと、
ついつい、小返しまでしてしまう。
時間はいくらあっても充分ということはない。
それでも、締め切りがあるからこそ、
せっせと物創りに励むことができる。
小道具も半分しまってしまった稽古場で
むさぼるように稽古する。
最後まであきらめない役者のみなさんに感謝。

明日、舞台セットの現物を見ることができる。
少々恐い。
セットには、私の祖先の写真が張り巡らされている、はずだから。
美術家の松本わかこ女史は、今回はじめてのお付き合いだが
彼女も丁寧に取り組んでくださっている。
この、写真というアイディアを、私が受け入れたのも
彼女の真摯な姿勢が伝わったからだ。

いま、明日の仕込みにそなえ、みんなの御飯を作っている。
例によってカレーの炊き出しだ。
みんなで同じ釜の飯を食って
初日に向かってもう一歩、頑張っていきまっしょい。


写真は、稽古場に居残りで「かわらばん」を書いている私。

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» Tags:演劇,

by 鯨エマ|2007-12-03 13:01

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