稽古前に、介助の仕事の一環で、某ホームの夕食つくりに行く。
はんぺん揚げがメインメニューだったのだが
はんぺんというのは、揚げたてはふっくらしているが
数分もするとぺしゃんこになってしまうので、
なんとも貧相な惣菜になってしまった。
夕食のころは、さらに冷え切っているかとおもうと
なんとも切ない。
私の夕飯といえば
稽古前の白米おにぎり。
麦や雑穀入りが好きなのだが
おにぎりには適さないようで
普通に、シロメシです。
基本的に米が大好きです。
今日の稽古で、一番楽しみにしていたのは
主人公の雅子と、義弟の哲平のシーン。
血のつながらない親戚同士のぎこちなく、おかしな会話だ。
哲平役の三輪君には普段の三輪君みたいに演じてよ、
と言っているのだけど、なんだか、
役になると真面目になってしまう。
普段が不真面目ってワケじゃないけど、
長身をもてあますようなタル~~い雰囲気を
生かせればなあと思う。
でも、微妙な気の使いあい、すれ違いが
面白く表現できてきたと思う。
血のつながらない親戚といえば・・・・
ここで暴露するのもなんだけど、
私は今までになんどか結婚しそうになっている。
ウソじゃなくて、そのときは、私も珍しく愛されたりしていた。
そのとき、感じたのは
結婚したら家族がいきなり倍以上になることの
不安とうれしさだった。
兄弟が増える・・・・考えただけでワクワクする。
しかし、似ても似つかない男性を
わが兄、わが弟として仲良くできるんだろうか。
芝居の中で、雅子は初対面の男性に
「オネエサン」と呼ばれるのを嫌がるところがあるのだが、
こういう感覚は、結婚してしまえば払拭されるのだろうか。
そもそも、結婚前の幸せオーラ全開の人間は
そんなこと考えないのかもしれない。
とすれば、疑問符を抱いた私はやっぱりあの時、
結婚しなくて良かったんだと思う。
ちなみに、離婚すると親戚付き合いも切れる。
これは、両親で経験済み。
いろんな家庭があるから一概にはいえないけれど
人間同士のつながりは意外と脆い。
» Tags:食,
by 鯨エマ|2007-11-22 18:06
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