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ビッグ・ピース・メイカーの足跡 ダライ・ラマ法王来日

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ノーベル平和賞受賞者、平和への貢献をたたえるアメリカのゴールドメダルを受賞者、アメリカの「ローリングストーン誌」が「現代の歩くキリスト」と呼ぶ、チベット人の精神的支柱、ダライ・ラマ法王がただいま、来日中。このお方が来日すると、なんだか地場が変わって(狂って?)しまって、日々が突然非日常になる。ほとんどおっかけ状態だから、毎日が気ぜわしい。

ダライ・ラマ法王は11月18日には伊勢神宮を訪れ、皇室しか入ることが許されないエリアでご参拝。樹齢7000年という樹木を仰ぎ見て「皆さんの長寿を!」と願った法王の心の広さ、清らかさに、取り巻きのマスコミもニッコリ笑顔を浮かべる一瞬が印象的だった。公務とはいえ、過密スケジュールで講演を続ける法王の長寿を祈った伊勢神宮でした。

今年の講演は、日本の仏教関係者が招聘したために、一般講演は行われない。おっかけとしては、ちょっぴり燃え足りず、未消化な気分。
通常の一般講演では、会場を若者たちが埋め尽くすから、会場は熱気と期待にに包まれる。パブリックトークの時の法王は、弁舌熱く、身を乗り出して、若者たちに向かって、どうすれば自分の心に平和が訪れるか、どうすれば世界平和が成し遂げられるか、を分かりやすい話を積み上げながら、実に論理的にスピーチなさる。
その論理たるや、日本人特有の情緒など吹き飛ばしてしまうほどに、圧巻。
仏教学で培われた徹底したロジックを使いながら、平和を解いていく姿は、まさに真理を追求する学者そのもの。
ちなみに、日本の仏教とチベットの仏教の違いは、その理論の構築にあります。こちらが「葬式仏教」なら、あちらは徹底して学問的、論理的!!身体論に始まり、宇宙哲学、心の科学に至るまで、果てしなく人間を追求し、より善き人間になるためには、どうしていけばいいのか道を示してくれる。つまり、「生きるための教え」。その価値、ダイヤモンドを遥かに凌ぎます。

今年は法王の一般講演がないため、ちょっと寂しく、燃えたりない気分。
せめてこのブログを読んでくださる皆様に、お勧めの一冊をご紹介。
2003年秋、法王は日本の若者に向けて講演を実施。入場無料。ハガキで応募後、抽選で選ばれた若者たちだけが国技館のチケットをゲット!
中に入れなかった多くの若者のためにと、私が編集した本が『LOVE? 愛ってなんだろう』(マーブルトロン刊)です。

その日、法王は「愛」について実に論理的に語り、スピーチの終盤、お話は最高潮に盛り上がりをみせ、一人一人の人間がいかにして平和な世界を創りあげるかについて、熱く語られました。 大切な生き方を教えてくれる一冊です。だから、子供とお母さんが一緒に読める本、若者から、おじいちゃん、おばあちゃんまでが読める、とってもかわいいイラストと写真入りの分かりやすい、ポップな本にしました。 本のデザインは、ユニクロ広告のアートディレクター、広告界の第一線で活躍するタナカノリユキさん。帯のコピーは、デビッド・ボウイ(!!)です。 亡命の身でありながら、世界平和を説き続ける、偉大なPeace Makerダライ・ラマ14世。自分の国の首相にしたい人は?というドイツのアンケートで人気NO.1に選ばれた、我らの父の言葉を、ぜひこの一冊で!

http://www.amazon.co.jp

» Tags:チベット,

Trackback(0) Comments(0) by 北澤杏里|2007-11-22 09:09

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