田平の滝から林道を少し戻って田平橋を渡ると右手に車を停めるスペースがある。そこから沢沿いに山を下る道、すなわち河鹿沢の雄滝・雌滝、菅谷不動尊の滝への道が続いている。
山を下るといってもおだやかなハイキングコースで、一番奥の菅谷不動尊の滝までものの10分か15分で着いてしまう。ちょっと滝見がてらに森林浴でも…という方にはおすすめのコースだ。
最初に見えてくるのは河鹿沢の雄滝。ゆるやかな流れの沢が崖に落ち込んでいく。
崖といっても大したことはないのだけれど、水量が豊富でそれなりに迫力がある。少し進むと橋が架かっていて、沢の反対側につくられた東屋でのんびり滝を眺めることができる。
ぼくが好きなのは、お次の雌滝。滝口が狭いので集中的に水が流れ落ちていくさまが迫力満点で、雄滝にまったく引けをとらない。
下から眺めても美しいし、上から写真を撮ると抽象的な滝の表現ができて、お気に入りの滝なのである。
↑豪快さという点では雄滝に譲るが、この狭さ、頑なさ、烈しさはある意味「雌滝」と呼ぶに相応しいと思う。美しさとともに色気も醸し出す滝だ。
この滝の近くにも東屋があって休憩することができる。
さてこの沢は竪破山から流れてきており(上流に集落はあるものの、道理で水がきれいなわけだ)、田平・雄滝・雌滝を通って里川に流れ込んでいる。道なりに向かう最奥の菅谷不動尊の滝は別の細い流れの途中にある。この間来たときには無かった立派な看板が立っていた。何本か道が分かれているのだが、さほど迷うこともないだろう。小屋に納められた菅谷不動尊と、そのさらに奥に滝は落ちている。水量はさほどではないけど、一直線に落ちる滝は潔く凛々しい。
車に戻って国道に出て、道の駅さとみへ。目的は何かと問われれば、ソフトクリームを食べにと言う他無い。その前に、近くにあるという「賀美の滝」をちょっと見に行ってみる。以前少し探索したときには詳しい場所もわからなかったので見つけられなかったが、道の駅から国道を渡って沢沿いの小道を上っていくと、林の中に滝が流れているのを発見!わりとアクセスしやすい場所にあってびっくり。
レリーズも三脚も持ってこなかったので適当に撮ったが、周辺光量落ちが激しい。それでも特異な岩肌の滝を見つけることができ、満足。
ではソフトクリームを…と道の駅に戻ったら、なんとソフトクリームはお休み!平日は休みなんだっけ?ここのソフトクリームは、里美牧場でとれた生乳をたっぷり使っているのでとても美味しいのだ。しかも、前に来たときにはアルバイトの女の子がサービスで?クリームをたっぷり乗っけてくれたのでとても良い印象を持っていたのだけど…残念至極。また来よう。
↑明日はすごく良い天気だというので男体山にチャレンジしようと思ったのだが、ウイスキーを2杯飲んだだけでベロベロに。ちょっと無理っぽいです。ああバッカスよ、生き長らせ給え。我が無為なる日々を捧げたりし。腹の肉を爪弾くに、ああ無為なる我が日々。嘆きて静かなる闇夜。ゆたりなる瞼。
Trackback(0) Comments(4) by 雨|2008-05-27 01:01
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