先日鉾田のいちご農家さんを訪ねる機会がありました。
味の良さが評判のいちご、大きくて真っ赤でツヤツヤで、まぁなんて美人さん!
かぷりと噛んだ途端、盛大に果汁が滴り落ちてきます。なんてジュ〜スゥイ〜!
ほどよく酸味も感じられる瑞々しいおいしさ。いい香り。
そして何より驚くのは、並外れて味が濃ゆ〜〜〜いの!なぜなぜ?
村田さん家のいちごは土耕栽培。この土が良いらしい。
毎年収穫が終わった後の土は時間をかけて自然な方法で殺菌養生しています。
そしていちごの生育に役立つ良い菌だけを残した土で再び栽培。翌年にまた同じように手入れを繰り返し、年を重ねるごとにどんどん村田さんちのオリジナルな土になっているのです。
10年かけて育ててきた生きた土。なんだか創業ウン十年の老舗うなぎ店が注ぎ足し注ぎ足し守っている秘伝のたれのようではないですか。
良い土で育ってこその、この味の濃さ。
健康ないちごは日保ちも良いのです。だからきっちり熟して一番おいしいタイミングで摘み取って出荷。ほらほら、おしりの方まで真っ赤でしょ。
村田さん家のいちごは残念ながら一般の市場には流れていません。生協をやってる方はこのパッケージ見たことがあるかもしれませんね。
そしてなんと!村田さんちのいちごの中でも大粒で形の揃ったものは(粒の規格が決まっています)世界中の高級果物を扱っている老舗専門店「千疋屋」さんの銀座店で取り扱われているそうです。フォー!
そしてなんと!あの一流ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」のパティシエにもその味の確かさを見込まれて寵愛されているとか。フォフォー!!
あ、ちょっとタイム…思わず興奮して息切れしてしまったわ。
だってうれしいじゃありませんか。首都圏の台所として数多くの良質な作物を供給している茨城県。味の良さでも格段に秀でたものがたくさんあることを、もっと多くの方に知っていただきたいと常々思っています。
銀座千疋屋もペニンシュラも、扱う商品や材料の選択眼は非情なまでに厳しい世界。そういう所で評価されてる茨城の農作物があるってことをお伝えできるのは、Yamepi冥利につきるってもんです。
今年は今までそういうことを意識していなかった人たちも、こぞって食を見つめ直す年となりました。郷土愛を自分に問い直す年でもありました。
今年ってこれまでにない規模で県民の気持ちが同じ方向に動いた『茨城再考元年』だと思うのです。私たちが本当に実現したい暮らしを考える、スタート地点に立っているような気がします。
で、この完熟いちごはどこのでしょう?
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Trackback(0) Comments(10) by Yamepi|2011-12-06 20:08
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