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かさま名物 香楽美祖(からみそ)

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カナダに住む友達が3人兄弟の子供を連れて帰省した。カナダ人のパパはお留守番。末っ子もやっと長いフライトに耐えられる年になったからと、何年かぶりの里帰りだ。我が家にも遊びに来てくれたのだが、子供たちは英語でワイワイやっているのに、母である友達は終始一貫日本語で、しかも茨城弁まじりで応戦している。聞けばカナダの日常でもそのスタイルだとか。英語を習ったことのない◯と(おっとり長女)◯え(ちゃっかり次女)も特別不自由を感じてないようで、近所の子と遊んでるような雰囲気で一緒にいる。言葉なんてどうにかなるもんだ。
夕飯には牛丼を作った。3人坊主はキムチ好き、牛丼にのせてガホガホ食べてもらいたい。きゅうりとトマトが大好物だというので、笠間市は友部町役場近くの鶴屋という店で売っている「香楽美祖」という味噌を添えて食卓に出した。出したとたんに手が伸びる。そして食べた途端に末っ子が叫んだ。「Mam, Look at! Myfavarite!」


かさま名物「香楽美祖」は、原材料は味噌、しその葉、ししとうと至ってシンプルなのだが、そのシンプルさゆえアレンジも効いて、野菜スティックにつけるだけでなく料理にも使える優れもの。しその爽やかな風味とほんのりとした辛みで、炊きたてのご飯にぬって食べるといくらでもいける。主に中高年層の女性に口コミで広がっているものと思われる。一時期は品切れのこともあり、購入できる数が制限されるなど、知る人ぞ知る人気商品だ。それにしても県外のファンも多いと聞いてはいたが、まさかカナダまでとは…。
しかし、真相は簡単。友達の実家がある茨城町のおばあちゃんが、可愛い孫の好物だからと、カナダ訪問の度に抱えていくのだという。柔らかくカールした明るい髪色、雪のように白い肌、鳶色の瞳、ばりばり茨城人の友の面影を宿しながらも、見かけはほとんど欧米系。その小さくて紅い唇が嬉しそうに動いた。「Ba-chan no Miso、Uma!」

いつも人から頂いて食べていた香楽美祖、後日初めて店まで行ってみた。柚子みそ、山椒みそ、生姜みそ、ニンニクみそなど、姉妹品がこんなにあったのね!それぞれ素材の風味が生きている。全種類味見が用意されているのが嬉しいサービス。柚子のことをYou2”とするあたりがちょいと寒いけど、それがまた田舎風味でいいのかも。

» Tags:笠間, みそ,

by Yamepi|2007-11-28 13:01

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