なぜだか切り花の持ちが異常に良いわが家です。
昨年末に生けたお正月向けの花たち、なんと一昨日まで飾っていました。ま、放っておいたと言っても間違いではないのですが、花たちはちゃんと美しい姿を保っていたのです。
玄関には大きな花瓶に背の高いストックを15本ほど。
リビングには松と何だか良く分からない紫っぽくて大きな葉っぱに千両、花きゃべつ、ガーベラ。
和室に至ってはちんまりと挿した松と千両がまだ現役で鎮座しています。
和室と玄関は気温が低いのでまだ理解できるのですが、それでなくてもすぐに首の垂れるガーベラが、一日中温かいリビングで3週間以上もしゃんとしてたのには驚きました。みんな根っこまで生やし始めちゃったし。
ゴミの日の度にもうダメでしょう?と聞くのですが、まだまだ!と返事され…。
でも、がんばって美しい姿を見せてくれた彼らともさすがに別れの時がやってきました。長い間楽しませてくれてありがとうね。
ところで、こちらはどうしましょう?
おめでたく金色に塗られた飾り枝から、初々しい黄緑色の新芽が吹き始めてきたのです。
これはただの飾りだと思ってました。言い換えれば、買った時から植物だと思って見ていませんでした。
こんな風にパツンと切られ、ジャジャッと塗られ、痛めつけられた木の枝でさえ、新しい春に命をつなごうとしています。
ごめんね、見方を変えるね、きみも立派な生き物だったね。
厳しい冷え込みが続いていますが、ひと足お先にわが家では春の兆しを愛でています。枯れたように見える外の木々も、確実に春の準備をすすめていますね。
目に見えることだけがすべてではないね、草も、人も、
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Trackback(0) Comments(10) by Yamepi|2011-01-27 10:10
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